”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

サブウェイ123 激突

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実に久し振りに映画館へ出向いた、、やはり他の観客と2時間余りの時間を共有し大画面で見る映画は心地よいもんだ。それにしても相変わらずの邦題だな、、原題は”Taking Of Pelham One Two Three”で”ペラム123号線を乗っ取れ”なのだがこのリメイク前の74年度版では”サブウェイパニック”と言う邦題でまだその方が的確に内容を表しているような、、。

筋はジョン・トラボルタ演じる乗っ取り犯がNYの地下鉄を一両だけ他の列車から引き離し、その車両に居合わせた乗客を人質に鉄道運営の担当官デンゼル・ワシントンと虚々実々の交渉をするものだがリアルタイムに進む双方の駆け引きが見せ場である。オリジナル版はロバート・ショーの犯人とウォルター・マッソーの鉄道マンが主演の二人を演じたのだが今回のリメイク版もなかなかのものだ、、。

オリジナルでは地下鉄の司令部に日本人一行が見学に来る場面があったっけ、、今回はデンゼル・ワシントンが新車両の決定に日本へ出向きその時にワイロを受け取ったんではないかと疑われるシーンがあり(これが結構重要なポイントになる)両方に日本の鉄道技術が関与しているのは面白い。

監督はかのリドリー氏の兄弟であるトニー・スコットデンゼル・ワシントンを良く配役するがニューヨークの街角を実に丁寧に撮っている。カメラのバンが独特なのも気になるし以前の”ドミノ”ではがっかりもさせられたが今回は骨太で正攻法だ。まあ主演二人に負うところ大だがすっかり2時間を楽しんだ。