”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

クリスマスに見る映画

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過去のデータを見るとやはりクリスマスと言うのは題材受けが良いのか、収益を見込んでか、制作者側もかなり意識しているような気がする。欧米諸国ではホリデイシーズンと言う事もあり夏休み以上に集客が見込めるそうな、、年間で見ると最初の山はイースター時期(3-4月)、それから夏休み直前(6月末)そしてこのシーズン、特に12月26日は何故かこれまで大作が公開される事が多い。

これは24日のイブ、そして25日の当日と家族団らんの時期が続き、翌26日はボクシング・デイと言う祭日になり一挙に映画館へお出ましになるからと聞いた事がある。それに合わせて公開するのか集客が見込めるのでその日に照準を合わせているのかは判らないが日本でも子供心にこの年末から新年にかけてはよく大作と呼ばれる今風ならブロックバスターが公開されたものだ、、。

そこでこの時期見たい映画を、、尤も個人的には全部見ているのでこの時期クリスマスらしい気分が味わえる程度だが印象深くとても時節にマッチしていたと思われる秀作映画だ。順位は付けられないのでここはアットランダムに旧作から;

”素晴らしき哉、人生”46年制作だからもう60年以上が経過している、しかし背景のクリスマスを別にしてもジェームス・スチュアートとドナ・リード(個人的には”地上より永遠に”が好きなのだが、)がまさに素晴らしかった、、秀作である。

古いついでにもう一本印象的な秀作は”アパートの鍵貸します”、此方は主演のジャック・レモンがクリスマスを挟んで孤軍奮闘する。相手はシャーリー・マクレーン、これもモノクロ画面ながら忘れられないビリー・ワイルダー監督の秀作である。

少し新しくなって”クレイマーVSクレイマー”、此方はクリスマス間際に設計事務所を解雇された主演のダスティン・ホフマンが何とか養育権を確保する為に東西奔走して就職先を探すものだがニューヨークの街並みと合わせパーティで盛り上がる職場で必死に訴える場面が見事であった。

もっと新しいところでは”ラブ・アクチュアリー”、これはもうクリスマス定番の心温まるイギリスの秀作になりつつある。色々な登場人物がそれぞれに問題を抱えておりそれが次第に一つの線に繋がって行き最後は”ホッと”する映画だが一昔前ならオムニバス形式とでも言われそうな構成が上手く機能する手腕を見せたリチャード・カーチス監督、脚本は見事である。

そしてアクション映画だが”ダイ・ハード”、これはマクレーン刑事がナカトミ・ビルディングでの壮絶な撃ち合いを制覇して最後に奥さんを解放させる、それがクリスマス当日とあって印象が深い。クリスマスにはこうならなくちゃいけない、、みたいな基本形だがこれが真夏のロスとかイースター中とかでは全く印象が違ってしまう。やはりクリスマスが一番似合うと思う瞬間です。