”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ザ・ワイルド”、原題は”The Edge"

ザ・ワイルド・ワンズ”ってのが昔あったけど”ザ”はすっかり日本語として使われているような、、。まあ確かにハナシの内容からしてワイルドではあるんだが、、”The Edge"=極限、とか崖っぷち、瀬戸際、、アラスカの極限地でサバイバルするんだから折角の秀作にはそれなりのタイトルを付けて欲しいな、、。
 
主演はサー・アンソニー・ホプキンズ、対するは太る前のアレック・ボールドウィン、華を添えるのがエレ・マクファーソン、、でも女性陣はどうでも良い配役で全編殆どがこのお二人。そして何とタイトルロールの5番目にはバート・ザ・ベアー君。そうです、もうすっかりトップビル扱いで過去にも沢山の映画に出演する演技をするクマ君。これはもう立派なモノです。
 
 
彼の芸歴はそりゃそんじょそこいらの俳優さん顔負け、”あっー、あれもだ”と言うくらい出ている。グリズリーベアーとして77年に生まれ2000年に残念ながらガンで逝ってしまった。今は2世が活躍中らしいがこれまで犬や猫が大活躍する映画でもタイトルロールの5番目に登場するケースは見た事がない。
 
しかしこうやってトレーニング中でも向こうは何気ない動作で前足で人間をはらったりするが力の加減次第では重大事にはならないのだろうか、、ラスベガスの有名な白タイガーも長年イルージョンでジーグフリードとロイに飼われて活躍していたがなんかの拍子に飼い主に重傷を負わせたケースもあったし、、。
 
このところ立て続けにダメな作品ばかり見てたのでこれですっきりサッパリした。やはり主演陣と脚本がちゃんとしてないと良い映画にはならない。これもアラスカの大地へモデルを連れて写真の撮影に赴く、それがひょんな事から4人だけで更に奥地へ撮影のモデルになりそうな現地人を探しに行くのだが水上飛行機が鳥群に遭遇しあえなく墜落、パイロットは死んでしまい湖へ、残された3人でのサバイバルとなるのだがこのクマ君に一人やられ残るアンソニー&アレックで必死にクマ退治そしてふもとを目指す、、、そこには一転二転の仕掛けがあってさて誰が生き残るか、、すっかり時間の経過を忘れる出来に充分満足でした、、。