”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

あなたが欲しい、高橋真梨子。

もう時効だから書いちゃう、、、当時、もう20年以上も前のハナシだが勤めていたホテルでは結構ディナーショーを人知れず企画していた。そのなかでも抜群の人気と実力があったのがこの人である、、。
 
 
最初リハーサルに現れた時、スッピンでしかも普段着、忘れもしないやたら担当者にはそっけなく会場からは全員出て行って欲しい、、、だって。そうは言ってもテーブルの設定やら設営があるんだからそうは行かんでしょ、、、第一、普通の公演専門のステージでやる訳じゃないし平たい宴会場に設営ステージを作って食事も提供するんだから、、とは言っても聞きいれて貰えず設営班はやむなく退去。そしてリハーサルを延々と2時間、、、会場の担当者は何も出来ずにこりゃ困ったぜ。開演間じかになってしまいどうするねん?そして何だそんな我がままを言ってる歌手は、って言うので呼び出され宴会場の片隅から見たのがこの人だった、、、その名前を高橋真梨子、それってあのペドロの人でしょ、、?そんな認識しかなかったおっさんは読みが浅かった、そしてそこでこの妥協を許さないプロ根性を垣間見てしまった。
 
実に味わいのある良い曲じゃないですか、、、このディナーパーティーを堺にすっかりファンになっちまった。どちらかと言うとロミ・山田似で抜群の歌唱力、それも典型的な歌謡曲ではないポップス系、これが又、すこぶる付きのお気に入りになっちまった、、しかも何時聞いてもメロディーは勿論、詩がいいじゃありませんか。好きだな~、、全部。
 
でも当時の担当者は大変だった、、何せ会場前は人だかり、お一人様3万円も払っているんだし、とは言っても会場にはご案内出来ない、上司は”何がどうなってんだ!”と怒鳴るし現場じゃ何も出来ない、、アチラのマネージャー氏もこれが彼女のやり方ですからで逃げの一手、、こりゃ困ったぜ、、。でも最後まで盛況で宴会場の片隅でプロ根性を見せて貰いました、、、有り難う真梨子さん。