”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ローレン・バコールのデビュー作品、忘れられないシーン

これはローレン嬢19歳の時のハリウッドデビュー作品、初めてボギーと共演した映画である。ハンフリー・ボーガードは1899年生まれなのでこの時はもう45歳くらいか、、それで相手が19歳って事でそれから劇中同様に実生活でもロマンスに発展して行った訳だ。
 
邦題は”脱出”44年制作のモノクロ映画、原作はヘミングウェイで監督はハワード・ホークスである。
 
カサブランカ”はもっと以前、42年度の制作なのでこの二人は未だ出会ってもいない。もし44年以降に制作されていたらひょっとしてイルザの役はローレン嬢だったかも、、ちょっと若過ぎるかな、、?しかしこの映画でのスリム役の彼女のセリフ、スティーブ役のボギーに向かって”アンタ、口笛くらいは吹けるでしょ?”、”両方の唇を合わせてフーっ、と息を吹き出すのよ、、”、、何と魅力的なシーンではありませんか。歴代の忘れじの有名なセリフ100選のランキングで堂々77位にランクされているそうな、。
 
実は後年このローレン嬢に実際にお目にかかる機会があってそれこそ密室状態のホテルの部屋で15分ほどお話を聞く機会があったのですがその時、ご本人にとっても生涯忘れられない思い出のセリフであるって事をちゃんと承って参りました。来週14日が誕生日、24年生まれですが益々ご活躍、今年も2本の映画に出演しています。何時までも元気でいて欲しい、、まさにハリウッドを身近に感じさせてくれた女優さんです。