”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”エリザベス”女王

主演はケイト・ブランシェット、オスカーにもノミネートされた98年の映画、エリザベス女王一世の誕生から”ゴールデンエイジ”と呼ばれる時代にかけて二部作で制作された重厚な歴史劇である。いやー、映画の良さは判るのだが久し振りに何が何だか判らない映画に出くわした、、と言うのが本音だ。
 
時代は1558年、日本は53年に信長と斉藤道三が会見している頃なのでまさに激変の時代、世界中何処もかしこも血生臭い時代だった。日本の歴史もロクに理解していないのにイギリスの女王誕生の時代の映画はもっと判らない、、案の定、誰が誰の味方で何で殺さなきゃいけないのか、、そこでウィキで検索、要はプロテスタントカソリックの戦いなのだがそれを読んでも登場人物が余りに多くて理解能力を超えてしまった。
 
イメージ 1この自画像は本物だが父親がヘンリー8世、母親がその愛人でアン・ブーリン、生まれたのは1953年、別名処女王として1603年に69歳で生涯を閉じるまでイギリス女王として君臨した。
 
映画ではメアリー一世が死去したあとに王位を継承するところから”ゴールデンエイジ”と呼ばれる時代に突入するまでが描かれる。更にパート2ではスペインとの戦争が描かれるのだがこれは良く歴史を読んで理解してからのお楽しみとして未だ見ずにとってある。
 
しかし日本の戦国時代にも負けぬ裏切り、虐殺、毒殺、絞首刑からオノでの断首とおぞましい、、この時代は何処もそうだったんだろうか。腹切りなんかは本当に美学だよ、、と思わず唸ってしまった。いやはや凄い時代だった、、。