”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ベルリンフィルの12人のチェロ奏者たち

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知らないと言う事は恐ろしい事である。実は一昨日、友人にこんなコンサートがあるよ、、の言葉に家内がすっかりその気に、そこで早速ネットで手配、一席86ドルに”えっー高いね”と言いつつタマには家内孝行も良いかでクリック、そして昨晩7時半の開場を待ってコンサートホールへ、、。
 
600人も入れば満員のホールは見る見るうちに満席、パンフレットも買って”さあ舟を漕ぐなよ”と自分に言い聞かせて着席だ。先の友人は先日、本場のベルリンへ合唱旅行へも出掛けるほどのクラシック愛好家、今回のブリスベンコンサートもこれを身近に見るのが目的の一つとか、、。まあこっちは先入観もなしに彼らの演奏を楽しめばよいじゃないかくらいの軽い気持ちではいたのだが、、。
 
それから休憩をはさんでの2時間弱、参りました。殆ど出し物は判らないものの”ラビアンローズ”は大感激、そして最後は10分以上も拍手が鳴り止まず、、再三のアンコールの声援に応えて最後は”ピンク・パンサー”のテーマをユーモラスに演奏、満場の大喝采を浴びてコンサートは幕、これまでチェロとは、、”昼下がりの情事”でアリアンヌが抱えていた、とかヨーヨー・マ、或いはBond(バイオリンとチェロ)の演奏くらいしか知らない自分が恥ずかしくなった。
 
実はベルリン・フィルが現在オーストラリアで公演中、しかしたったの2回、それもシドニーだけ。その大編成のなかからこのチェロ軍団12人が独自のコンサートを開いていると言うことでこりゃもうクラシックファンには堪らない企画だそうな、、世界を廻ってでも駆けつけるほどの希少価値的コンサートだそうな、それが何故ブリスベンなのかは知らないが観客を見回すと圧倒的に年配者が多い事に気付く、それも普段ならTシャツに短パン風情がユニフォーム化しているブリスベンで女性はドレス、男性は上着派が圧倒的、良かったよおっさんもちゃんと上着を着て来て、、雰囲気はヨーロッパ、或いはご自身が演奏を嗜む愛好家、、現に先の友人はこのブリスベンでも何回もコンサートの舞台に立っておられるのであちこちに友人、知人を見つけちゃ談笑中。まったくこれまでチェロの演奏会に行った事もないのはオレだけじゃなかろうか、、お隣の女性二人連れも言葉のなかに子育てが終わったら又、演奏したい、、、などを話しているのを小耳にはさんだ。
 
別世界を堪能し満足した一夜ではありました、、。しかし7時半開演って事は夜メシが食えないんだな、そりゃ6時早々に食ってから行けば良いのだがジジイになるほどに気がせいて、駐車場所の心配やら渋滞を考えて早く出たので結局着いたのは7時前、已む無く近くのカフェでちょこっと摘んだ程度なので終了時には腹ペコ、、問題はもう10時になると何処のレストランも開いてない、、まさかこんなに音楽を堪能したあとにマックは食えない、、で家に着いたのがもう10時半、身体に良くない、の一言ですきっ腹を抱えてエリーとベッドイン。