”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

軍服が似合う人、、

確か高名な評論家先生だったと思うが”軍服姿が似合う男優さんは必ず成功する”と言う記事をその昔、読んだ記憶がある。オーストラリアは来週”ANZAC DAY”と言って戦没者慰霊の祭日がある事を思い出した。我々日本人にはどうも居心地の悪い祭日だがそれを祝して映画で一番映えた人達を、、、;
 
イメージ 1この人は絶対に外せない、、そんなにリアルタイムで見ている訳ではないのだがこりゃもう伝説か。
 
ゲーリー・クーパー若かりし頃の軍服姿。1901年生まれなのでクラーク・ゲイブルとは同年代だが軍服姿は圧倒的に勝っていた。
 
”真昼の決闘”(52年)など一連のカウボーイ姿もいいが20年代から50年代まで活躍していた115本の作品中こんな軍服姿が一番似合っていた。
 
61年に僅か60歳で亡くなってしまった、、もう少しリアルタイムで見ていたかった、、。マリア・クーパーと言う一人娘がいて映画制作を手掛けているそうだが彼女とてもう70歳を超えている、、。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2この人、アラン・ラッド。映画は”シェーン”だが確か先の評論家先生、彼の軍服姿が一番だと断言されていた覚えがある。
 
ゲーリー・クーパーに比べ上背はないが確かに軍服姿が似合っていた、、。でもこのビラビラが付いた”シェーン”でのユニフォーム姿が一番印象深いかな、、。
 
64年に”大いなる野望”でネヴァダ・スミスを演じたのが最後、ジョージ・ペパードやキャロル・ベーカーと共演したのだがハロルド・ロビンスの原作を超えることは出来なかった、、同年僅か50歳でその生涯を終えてしまった。
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そしてこの映画、邦題は”プレシディオの男たち”(88年)だがショーン・コネリーの軍服姿、これも一級品である。映画は海軍の基地内で起こる殺人事件、それを外部の刑事と軍部犯罪捜査官との反目から共同で捜査を進めて行くと言う展開になるのだが終盤ショーン・コネリーが軍服姿で友人の墓前でスピーチをする場面がある。
 
その一切カットのない長ーいシーンでカメラは最後に彼の頬を伝う一筋の涙を追う、、これはもう贔屓目なしに素晴らしい演技だし素晴らしいカットだと思う。この時の彼の軍服姿を超えられる人は20年以上が経過しているが出てこない、、、。
 
マーク・ハーモンは後年この題材でNCISと言うTVシリーズに主演しているがこの映画ではメグ・ライアンが恋人役、その彼女のオヤジが厳格でやもめのショーン・コネリーである、、。
 
イメージ 4古い映画ばかりだな、、、じゃ最後に現代一番軍服が似合う人、、ケヴィン・ベーコンである。実はこの映画を見るまではそれ程好きでもなかった、、しかしこの映画で完全に見直した。残念ながら日本では劇場公開もされずDVDにもなっていないのだがこの”Taking Chance”と言う映画は以前にもブログした事があるのだが素晴らしい映画である。
 
この彼の軍服姿は忘れられないものがある。