”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

マイ・ウェイかシナトラか、、、

フランク・シナトラ大御所、98年に亡くなったのでもう12年になる。日本のホテルでのディナーショーがお一人様8万円なんて時代もあったが晩年までその”オー’ブルーアイ”は健在であった。何故か日本ではこの人、帝国ホテルがお気に入りでついぞ最後まで拝顔する機会はなかったがディナーショーではない普通の舞台には最盛期に5回くらいは駆けつけている。最後は何時もこのポール・アンカが作曲したマイ・ウェイで締めくくるのだが、。
 
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この画像は”地上より永遠に”(53年)で助演男優賞を獲った時のものだがこの時、受賞に至るまでの経過が”ゴッドファーザー”に描かれていて当時は一体あれは本当だったんだろうか??と映画ファンならずとも色々な憶測を呼んだ。
 
それはこの映画の撮影開始時だが監督のフレッド・ジンネマンは他の俳優を配役していた。歌手としては落ち目で出演作にも余り恵まれていなかったシナトラが”親分”に泣きついて何とか配役を貰えるようにし欲しい、、。それが映画”ゴッドファーザー”冒頭の場面でジョニー・フォンテインとして登場する逸話である。
 
当時からマフィアとの繋がりを指摘されていたのでこれはかなり信憑性の高いハナシだと思われた。翌年こうしてオスカーを受賞し、それからは映画俳優として引っ張りだこの活躍になったので余計その影の親分との繋がりが噂されたようだ、、。
 
そんな噂は兎も角、歌手としても俳優としても素晴らしいものがあったし”ラット・パック”と言うシナトラ一家の頭としてラスベガスでは公演や映画の舞台にと大活躍だった。マカロンさんが今、このシナトラにハマっているとか”風の便り”で聞きつけた、、でもう”オーシャンと11人の仲間”はご覧なようなので以下お勧め作品を順番に;
 
上流社会 (1956)
黄金の腕 (1955)
先ずこの二本は見て欲しい、、そして上記の”地上より永遠に”、これは映画としても名作です。この後は暫らく見なくてよろしい、、、、。まあお気に召すかそどうかトニー・ローマと言う私立探偵を演じたシリーズもあるのですがこれもちょっとね、、良かったらDVD3枚組み持っているのでお送りします、。
 
脱走特急 (1965)
勇者のみ (1964)
この二本戦争モノですが”脱走特急”は原作が”ヴォン・ライアン・エクスプレス”と言ってイタリア戦線末期を描いた映画ですがこれは外さないように、、。”勇者のみ”は東宝が共同で撮った日米合作、異色の戦争映画です。
これも例の”ラット・パック”一座の映画ですが”オーシャン~”に繋がるものでそれなりに楽しめます。
 
最後はやはり”マイ・ウェイ”に尽きるかな、、、画面じゃなくて顔を見ずに音楽を楽しむってのも良いですね。そりゃもう沢山のスタンダードから名曲がありまする、、、。