”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”世界侵略:ロサンゼルス決戦”

エイリアンによる容赦のない地球侵略が開始され、世界中の都市が陥落していく中、最後の砦となったロサンゼルスで民間人保護に奔走するアメリ海兵隊がエイリアンと繰り広げる壮絶な市街戦をドキュメンタリー・タッチに描き出すSFスペクタクル・アクション大作。監督は「テキサス・チェーンソー ビギニング」のジョナサン・リーベスマン
ある日、大量の隕石が地球に降り注ぐ。しかしそれは単なる隕石ではなかった。数時間後、世界中の都市は未知の敵による大規模かつ容赦のない攻撃によって次々と陥落していく。そしてロサンゼルスも、もはや壊滅寸前に。そんな中、ロサンゼルス西警察署に逃げ遅れた民間人5人が取り残されていた。彼らを救出すべく、退役間近のベテラン兵士ナンツ軍曹をはじめ10人からなる海兵隊2-5小隊が、瓦礫の山と化した市街地へと進入していくのだが…。
(by allcinema解説より)
 
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途中電話や来客で中断される事2回、それにもめげずに最後まで見たのだが、、。そりゃ確かに戦闘場面や宇宙から飛来して来た”物体”のCGや不気味さは良く出来ている。劇中、アーロン・エッカートが引退を決意したにもかかわらず又、戦闘部隊に駆り出され若い兵士に講釈を垂れても、、ストーリーが余りにも”おそまつクン”でガッカリだったよ。
 
一見大作っぽく見えるがロケも破壊されたロスが中心舞台だし不気味なエイリアンだって獣医さんが解剖してどうやったら息の根を止められるかをあっさり検証してしまうし、、、この手の映画では得意の場面、ホワイト・ハウスで大統領が悶絶し地球を救う手立てを考える場面も一切ナシ。カメラはドキュメンタリー効果狙いで揺れ動くのでこりゃ映画館の大画面で見ていたら多分気分が悪くなっただろう。そりゃドキュメンタリーっぽさの発想は良いのだが肝心の敵の説明がないので不気味さを出すにも出しようがない、なので一方的に海兵隊から見たドキュメンタリーに終始してしまう。カメラクルーは瓦礫のなか、重いカメラを抱えて走り回ったんだろうな、、ご苦労さんなこった。
 
迫力ある戦闘場面だがはっきり言ってイラクパキスタンの山岳部で戦っているのと何ら変わりがない、、と言ったら言いすぎかな?相手がめちゃ強いってのは判るが遥々宇宙の果てから来襲して来て人間と同じような体系で戦うもんかな、、それに最後は又、任務を終えた不死身のアーロン君が戦場へ引き返して行く場面でオシマイ。どうも後味も悪く釈然としない、、トム君の”宇宙戦争”もあっけない幕切れだったがせめて”カウボーイとエイリアン”みたいにインディアンもカウボーイも民間人も人類総動員でにっくきエイリアンを倒さないとスカッとしないぜ、。流石にこれは淀川先生でも評論のしようがないかな?いきなり”サイナラ、サイナラ、サイナラ”なんて言われたら困るよな、、、。