”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

基本的な事だよ、ワトソン君

ミステリーファンとしては”シャーロック・ホームズ”は外せない。ロバート・ダウニーJrがシャーロックを演じる第二弾、”シャドー・ゲーム”を有料配信で早速、、原題は”A Game Of Shadow”なんだが”シャドー・ゲーム”と逆にしたか、、そりゃそうだろうな。
 
原作は勿論コナンドイル、実際には19~20世紀に書かれた小説でロンドンを舞台に活躍する架空の私立探偵、そしてその相棒がワトソン君である。この”シャドー・ゲーム”、最後まで見て気が付いたのだがこれは原作”空き家の冒険”じゃないかぁ。宿敵モリアティを相手に舞台はスイス、最後にもつれ合って滝に落ちるシーン、はそのままだ。
 
イメージ 1この肖像画がコナンドイルがその小説で描写したものを元に描かれたシャーロック・ホームズ像らしい、、。どうもロバート君とは似てないかな??まあ例のイアン・フレミングが作ったイメージをそのまま映像化してもどのジェームス・ボンド君に合致しないのと一緒か、、でも原作者曰く俳優さんではケイリー・グラントが一番自分の描いたボンドに近かったとか、、コナンドイルさんどうでしょうかね?お気に入りの俳優さんは誰でしょう、ワトソン君に語らせちゃくれないか。
 
映画の方は1890年頃のロンドンを再現していて(本当はどんなだったのかは全く知らないが、)舞台設定は古いが立ち回りは近代的、CGも満載でアクション巨編になっている。派手な画像だが本当はもっと緻密で謎解きを中心にワトソン君と二人知恵を絞る、、ってなストーリー展開を期待してたんだがな、、。
 
スウェーデン版”ドラゴン・タツゥーの女”でリスベット嬢を演じたノオミ・ラパスが重要な役どころでジプシー占い師を演じている。彼女は引っ張りだこで次作はリドリー・スコットの”エイリアン”の続編、、と言うか逆に最初の”エイリアン”登場前に遡る”プロメテウス”に主演抜擢、、こりゃ楽しみだよ。
 
イメージ 2一作目は09年制作で監督は今回と同じガイ・リッチー、、完全なシリーズ作として他の配役も継続している。しかしこのロバート君、92年に”チャーリー”で見事等身大でチャップリンを演じたのだがその後、離婚を経て薬物中毒二度のお勤め、映画界から追放かと伝えられたが今や完全復活。”アイアンマン”とこれと二本も大ヒット作があって当分彼の勢いは衰えないだろう。
 
対照的にワトソン君のジュード’ロウはこのところどうも作品に恵まれない、、こんなシリーズの主役じゃなくてそろそろ”これだっ、、”と言う代表作にあたらないかな、、、”アルフィー”だけじゃマイケル・ケインの二番煎じだったし、。
 
このシャーロック、、宿敵モリアッティはやっつけたがその残党がまだいるハズ、、って事はまだ制作される可能性大有りかな?原作からいくと次はアジアが舞台になっても良いんだがな、、”シャーロックは二度死ぬ”って訳はないか、、でも次回はどうやってその滝つぼに落ちながら生きながらえたのか解き明かしてくれないと困るでよ、、ねえワトソン君。