”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

原作者ジェームス・パターソン

イメージ 1この作家を知る人はかなりのミステリーファンだろう、、。1996年までは普通の広告代理店に勤めるおっちゃんだったのだが心機一転、作家業に転じそれからアレックス・クロス博士(臨床心理学士)を主人公に据えた一連のポリスもの犯罪ミステリーを書いて今や押しも押されもしないベストセラー作家として抜群の人気を誇っている。
 
何せ33年間に71冊の本を書き、19冊がニューヨークでは連続して売り上げトップを記録、63冊がベストセラー入りを果たしたそうだ。売れた本の数はかのスティーブン・キングジョン・グリシャムダン・ブラウンを合わせた以上で2億冊を越すとか、、ナンともトンでもない記録保持者である。
 
勿論その多くの原作も映画化もされており”コレクター”(97年)や”スパイダー”(01年)はモーガン・フリーマンがアレックス博士を実に魅力的に演じていた。頭脳明晰、推理が得意、犯罪者がどう考えるかを的確に推理していく謎解きの要素が多くお気に入りのシリーズである。小説の主人公は歳を取らないがもうモーガン・フリーマンじゃアクションはキツイ、、残念だがもうこのシリーズは映画化されないかな、、と思っていた矢先、何とタイトルはそのまま”アレックス・クロス”で映画化されるようだ、、。
 
主演はタイラー・ペリー、、、ちと印象が違うんだな、、でも又、アレックスがスクリーンで見れるなら良いか。
 
公開は10月らしい、、舞台はワシントンDC、首都警察の顧問として勤務するアレックス博士に挑戦するような殺人事件が勃発、それが連続殺人事件に発展していくとか、、。予告編だとやはりどうもモーガン・フリーマンとは雰囲気が違うようだしB級プラス、程度の感じかな、。
 
まあ以前に映画化されたほうも決して大ヒットブロックバスターって言うわけじゃないし小粒ながらもピリリとした映画、ミステリーファンには堪らないってだけだった。
 
映画化出来る原作はまだまだ沢山あるので小出しにしながらどのアレックスが一番原作に近いかを検証するのも楽しみかな、、。しっかりした原作さえあれば制作費にそんな大金をつぎ込まないでも映像化は可能だし、最初っからDVDスルーか有線放送を念頭に作れば先の長い楽しみ方が出来ると密かに期待しているのだが、、。