”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

アギーだよ、アンタが大将!!

遅ればせながらやっと見ました”アーティスト”、期待通りの演技力には感心したぜ、アギー君。
 
イメージ 1まあサイレントだ、と言う事は知っていたしイギリスでの上映時には観客が”金を返せ!”と窓口に詰め寄ったとか、、そりゃ色も着いてないしセリフもないからその気持も判らないではないが、、でもそんな事を言うヤツは映画ファンとは呼べないな~。
 
これが今年のオスカーを総取りした映画だ。色や音がないとは言え舞台設定には多額の費用を掛けてスタジオを再現しているし制作費をケチった形跡はみじんもない、、これは多分に制作者側の賭けだったんだろうなと余計な事を考えてしまう。ストーリーはサイレントからトーキーに変革する時代に焦点を合わせ一人のスターの凋落を丁寧に描いてやはりこりゃ秀作だ。しかしながらハリウッドが舞台にしてはジャン・デュジャルダンベレニス・ベジョもどうやって見ても生粋のハリウッド人には見えない、、名前からしておっさん世代は実在のヴァレンティーノを思い浮かべるのだが、、そんな中で、このアギーは間違いなくオスカー賞ものの演技だった、。
 
家財道具一切を競売にかけそれを二人で競り合いながら買い占めるおじさんとおばさん、、直ぐにその意味には気付いたが彼だって絶大の人気を誇った男優、お情けで食い繋いで行くのは忍びない、そんな頑固さとプライドがサイレントの画像からでもちゃんと伝わって来るしそんな自堕落な生活でもアギーが何時も寄り添いジョージを見守る姿が何とも嬉しい。ラストはもうこれっきゃないと言う展開になるのだが音だけじゃなく色も着くのかと期待しちまった、、まあそれにはチト時代が早過ぎるか、、。