”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ミッション:8ミニッツ”

原題は”Source Code”日本では昨年11月に劇場公開されているそうな、、。邦題をそのまま”ソース・コード”にしなくて良かったな、、これじゃ”とんかつソース”の秘話みたいだし、、この邦題はあっぱれだよ。でもミニッツかぁ?”ミッション:制限時間8分”じゃいけないのかな??これじゃプロレスのデスマッチかぁ?
 
映画はいきなりシカゴ郊外を走る列車の中、コルター大尉(ジェイク・ギレンホール)が目覚める。目の前には女性、クリスティーナ(ミッシェル・モナハン)がいて親しげに話しかけて来るのだがコルターには何がなんだか判らない。トイレで鏡を見てさらにビックリ、、これは長年馴染んだ自分の顔ではない。そんなであたふたして8分が経過、すると列車が大爆発を起こしてしまいあっけなく全員が死んでしまう。ところがコルターは何やら狭く隔離された密室で目覚める。
 
イメージ 1
映画はそう”アバター”と”12モンキー”を組み合わせてその上に”アンブレイカブル”をふりかけたみたいだよ、、。要するに彼の軍部からの秘密指令は死ぬ間際8分前の別人の脳内に入り込み爆弾を仕掛けた犯人を捜す事にある。こりゃもう”ミッション・インポッシブル”の世界だが軍では極秘にこの研究を進めていて起きた事件、、起きる可能性のある事件を未然に防ごうと言うものらしい、、。しかし8分しか時間がないのでそんなに簡単に犯人が見つかるハズもない。
 
そして何回も何回もその8分の制限時間までコルターは列車内に送り込まれこの列車爆破犯を探す事に、しかもこの犯人、列車を爆破した後に今度はシカゴの街中へ出向き更に大掛かりな爆破を企んでいる。犯人特定が失敗して爆破すると彼は又、例のポッドと言うか棺桶装置みたいな所で目覚める。ゲーム・オーバーになると元に戻される大掛かりなゲームをしているような雰囲気でもある、、。
 
その彼にTVモニター越しに指令を出すのがグッドウィン大佐で彼女がこの映画を見ても良いかな、、と思わせたお目当てのヴェラ・ファーミガである。”マイレージ・マイライフ”でジョージ君のお相手を務めた妙に色っぽい妙齢の美女である。
 
イメージ 2
 
この人に指令されたらそりゃもう何回殺されても良いかな、、って感じのコルター君、何度も何度も列車内に戻されて気の毒だがやっとその苦労が報われ不審なヤツを見つける。もう何回戻されたか忘れちゃったがやっとこさその真犯人を拘束。これで晴れてヒーローか、、と思いきややはりそうは問屋が卸さない、。更に一転、二転、、そしてホントウの最期にグッドウィン大佐にある事を懇願する、、。
 
一体こりゃタイムマシーンの世界なのか意識だけの話なのか辻褄が合わない部分も多々あるんだがグッドウィン大佐の指令だけを見ながら余計な詮索はしない事にした。ストーリー自体はやはり”アバター”&”12モンキー”だし、、舞台は”アンブレイカブル”だよな。まあ意表を付く展開って事で最期までしっかり見ちゃいましたが、。