”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

いざ行かん映画館へ、、

寝苦しい一夜が明けた、、エリーも寝苦しいのかベッドの上に乗ったり下に降りたりとどうにも落ち着かない、、人がトイレに立つとついて来るし、、こちらが寝入ってないと判ると伸ばした手にアタマを突っ込んで来る始末。これじゃ余計に寝れないぜ、、。そんなで朝からもう湿度100%、予報では”大荒れ”となっていたので昨日敷地内、本年最後に来てくれた庭師のにいちゃんと一緒になってせっせと掃除、芝刈り、手入れをしたのでもう1週間は万全だぜ。これでクリスマスは住民はキレイなお庭を眺めながら過ごせるじゃろい、、。
 
今日は火曜日だし映画館は半額デイだ、、では避暑に出掛けてみようかな、、、で上映中の映画と時間を検索していると、、”じゃ、いってきまーす、、”、”後はよろしくね~、”と声がする。”うっ、、ナンで??”と聞く間もなく”ブーッ”と事務所の前をウチの車が出て行く、、やられちまったよ、敵もさるもの最後のクリスマスショッピングだとか何とか言ってたっけ、、これで足なし、あえなく映画館への道は絶たれてしまった、、。
 
じゃ家でトイレに立つ心配もなく見るか、、で又、見たのが”プリティ・リーグ”(92年)の女性軍メージャー・リーグのスポ根ものである。原題は”A League Of Their Own”(彼ら独自のリーグ)、、、時代は戦中、主だったプロの選手達が戦線へ駆り出されアメリカの野球界は人材不足、とてもプロの試合を開催出来る状況ではない。そんな状況下、シカゴの野球機構では女性リーグを発足させようと計画を練る。
 
 
映画はその女性選手をスカウトする役割のおっさんがオレゴンの農場を訪ねドティ(ジーナ・デイビス)と妹のキット(ロリ・ペティ)を勧誘するところから始まる。ドティは草野球の花形選手、ご主人が出征していて妹と農場生活、妹のほうがこんな農場生活はやめて都会に出たい、それにお金を貰って野球が出来るならサイコー、と行く気満々、、でもスカウト氏はおねいちゃんがお目当て、、、。
 
結局翌朝、二人共シカゴへ向かう列車に乗ってしまう。おっと、、その場面の前に、もうおばあちゃんになったドティがクーパーズタウン(野球の殿堂)に初めて女性リーグの事が展示される事になり此処の博物館を訪ねるシーンがあった、。そこで昔の仲間に会うので上記場面は回想って事になる、。
 
トム・ハンクスが新監督として就任、この姉妹を中心にシーズンを戦うチームが描かれていくのだが他にマドンナも選手として登場、この主題歌もマドンナだ。タイトルは”This Used To Be My Play Ground”、これを聞きながら思わず自分の野球少年時代を思い出してホロリとしてしまった、。映画も実話を基にしているし最後に全員が集合する場面では実在のおばちゃんが沢山出て来る、、。戦中、ご主人は戦場、残された妻なり女性軍はこうして生計を立て、ご主人が無事に帰って来るのを待っていたんだ、、ちっぽけな島国がそんな大国を相手に本気で勝てると思ったんだろうか??
 
野球を舞台にした映画は数多く制作されているのだがこれは異色かな、、配役は良いし”実話”ってのが又、良い。最後はワールドシリーズで姉妹対決になるし博物館でおばあちゃん同士になった二人がしっかりと抱き合う場面、、其処にこのテーマが被さる、、もう言う事なしの演出と主題歌。これで又、当分この曲がアタマから離れないぞ、、。