”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

名作”カサブランカ”の続編

イメージ 1制作されたのは1942年、ハンフリー・ボガードイングリッド・バーグマン主演の”古典映画”である。
 
第二次大戦に入る頃、北アフリカカサブランカを舞台にしたメロドラマなんだが後世に残る数々の名セリフが満載されており主役二人からどうにも目が離せない映画だ。
 
アクション場面など一切なし、舞台劇にしても良いくらいの設定なのだが今でもIMBdでは8.7ポイントと言う高得点を授かっている。
 
このオリジナル版の脚本家、ジュリアスとフィリップ・エプスタインがどうやら続編の構想を持っていたらしい、、それを制作会社のワーナーが映画化しようと現在静かに計画が進行中らしい。舞台は戦争も終った20年後、アメリカに逃れたエルザとビクター、、二人の間には男の子が、それがエルザとリックとの間に出来た子供らしい、その子がまだ見ぬ父親のリックを訪ねて、、と言う想定らしいのだが、、こりゃ複雑だな。もうとっくにご当人はいないし昔のクリップを使うにしろ20年後って事は子供が20歳、時代は60年になるのではないだろうか、。
 
リック役を誰がやるにせよ60年代なら彼だってもう還暦のおじさん、、まさか息子のラブストーリーって訳にもいかないしこの映画はそっとこのままにして置いて欲しいと言うのが本音だ。”カサブランカ その2”じゃコメディーっぽくなっちまうし何をどうやってもあんな素晴らしいセリフは再生不能じゃないかな、、それともそのままそっくり昔のセリフを使うか、、。
 
ハリウッドももうマーベルは殆ど映画化したし日本のアニメにだって手を伸ばしている、、ちょっとヒットすりゃ(しなくても)すぐパート2だ、続編だし、、シリーズ化されて行く。一度ヒットしたものをシリーズ化すれば観客動員に繋がるのだろうがどうもオリジナリティに乏しい気がする。まあ日本みたいにTV用に制作された続きものが今度は同じ配役で劇場用としてデビューするよりは良いかな、。
 
この”カサブランカ”の続編に関してはもうかなり真剣に協議が進んでいるそうなので13年度中にはもっとはっきりした事が判明すると思う、、途中で”ボツ”になる可能性だって無くはないのだが、、さてどっちに投票するか?