”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

近代映画界の覇者 ①

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映画ファンならずともこの人が制作、脚本、俳優として出るなり監督として手掛けた映画を一本も見た事がない、、って人はいないだろう。
 
その人は映画人ジェームズ・キャメロンである。
 
54年カナダ生まれの当年ノリに乗っている58歳だ。ちょっと経歴を覗いたらカリフォルニアの大学を2年で中退、その頃はもう大分映画に感化されていたらしい、、”2001年”とか”スター・ウォーズ”の影響だったらしいが中退→結婚→トラック野郎などを経て78年にロジャー・コールマンの映画制作会社へ参入、24歳にしてやっと映画人としての道が開けて来たらしい。
 
そして低予算で作った84年の”ターミネーター”の大爆発で派手な脚光を浴び押しても倒れない立派な映画人となった。
 
その後”ランボーII”、”エイリアンII”、、何故か続編の継承者、、だったが”アビス”で深海に挑戦、公開時は不評だったが一昨日やっと見る事が出来、やはりこれに彼の映画制作者としての原点が隠されていたと言う認識をあたらにさせられた。
 
躍進はまだ序の口、それから”ターミネーターII”、”トゥルー・ライズ”を経ていよいよ97年には”タイタニック”で映画人としての頂点を極める。更に2000年代に入り大ヒット作、”ターミネーターIII”そして”IV”に、、そして再度頂点に到達するのが09年の”アバター”である。映画史上収益トップの映画二本の制作に君臨している事になりその間に作った映画からの収益はそりゃもう天文学的数字になる。
 
そして”アバター”も2と3の制作発表があったばかりなので当分このおじさんの青白いアバターは我々映画ファンの視界から消える事はないだろう。
 
父親は電気技師、母親はアマチュアの画家だったとか、、15歳の頃はプラモデルを作っちゃ自分のカメラで撮影する自作映画録画が趣味だったそうな、、、、その辺までは似ているんだがな~、、、大学を中退して近所にいたウェイトレスと結婚、トラックの運転手をしていたらしい、、そこ辺りからちょっと違うかな、。ワタシも見るばかりじゃなくて近所のミヨちゃんとでも駆け落ちして苦節の生活をしていたら映画制作に目覚めていたんだろうか??
 
しかしこのキャメロン氏、最初のウェイトレス嬢とは6年、そして今度はプロデューサーのゲイル嬢と4年、更にはご同業の監督嬢、キャスリン・ビグロウと2年、”ターミネーター”シリーズでママ役のリンダ嬢と2年間、、、それでも終らずに今度はスージー・エイミスと再婚、、現在に至っている。するってーと24歳で初めて結婚してその後34年間に4回も結婚しているって事じゃないか、。一般的な感覚ではそんなに忙しく家庭をかえり見る時間もないのにそれでも家庭が欲しいものなのか??最終的には金銭の力かも知れないが人生を複雑にしているだけのような気がしないでもない。
 
そんなおじさんアバターだが、彼の感性、独創的な発想に資金調達能力、は現在ハリウッドだけじゃなく世界レベルで見回しても彼の隣に肩を並べる映画人はいない。これだけは断言出来るだろう、、これまでの経歴から行けばあと2-3回は結婚離婚は繰り返すだろうが、、。