”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”砂漠でサーモン・フィッシング”

 
イメージ 1この映画、”イエメンで鮭釣りを、、”原作がその通りなのでしょうがないのだが邦題は”イエメン”に”砂漠”を当てて”砂漠でサーモン・フィッシュング”(11年)となってしまった。
 
映画館で予告編を見てからずっと見たいと思っていたのだがやっと有線配信で見れた。一言で言えば”ミッション・インポッシブル”な映画なんだがこんな壮大で夢ある計画の映画はおっさん世代には受ける事間違いなし。
 
退屈な毎日を送る冴えない水産学者が、イエメンの砂漠で鮭釣りがしたいという大富豪の夢物語に巻き込まれたことで、思いがけず人生に輝きを取り戻していく姿を描いた感動のヒューマン・コメディ。英国のベストセラー『イエメンで鮭釣りを』を基に、奇想天外なプロジェクトの行方を、彼を取り巻く恋と友情の人間模様に政治風刺を織り込みつつユーモア溢れるタッチで綴る。主演は「ムーラン・ルージュ」「ゴーストライター」のユアン・マクレガー、共演にエミリー・ブラントクリスティン・スコット・トーマス、アムール・ワケド。監督は「ギルバート・グレイプ」「サイダーハウス・ルール」のラッセ・ハルストレム

英国の水産学者ジョーンズ博士のもとに、砂漠の国イエメンに川をつくって鮭釣りができるようにしてほしいという依頼が舞い込む。依頼主はシャイフというイエメンの大富豪。しかしあまりにも荒唐無稽な話に、ジョーンズは仲介者である投資コンサルタントのハリエットへ“実現は不可能”とつれない返事。ところが、中東との関係改善に頭を悩ませていた英国政府がこの話に飛びつき、首相肝いりの支援事業にしてしまう。結果的に無理難題を押しつけられたジョーンズは、渋々ながらもハリエットと協力してプロジェクトを進めていくことになるのだが…。
<allcinema>
 
 
 
イギリスの言ってみれば水産庁みたいな部署が中心だが首相の報道官が昨今やれテロ事件だ、爆弾騒ぎだなので中東から少しは明るい話題を提供したい、、と言うのがそもそもの発端、その報道官がクリスティン・スコット・トーマス、、”イングリッシュ・ペイシェント”や”モンタナの風に抱かれて”からもう大分経過してしまいすっかり”イヤミ”の報道官が似合う世代になっちまった、、。水産学者のユアン・マクレガーが良い”雰囲気”で堅実な学者さんを好演、そして投資顧問会社の担当官がエミリー・プラント、、彼女がとっても良い。アフガニスタンで行方不明になり生死の判らないボーイフレンドとこの博士の間で揺れるキャリアー・ウーマンを好演している。
 
こんな中東を舞台に”夢”を追う映画はイギリスの独壇場だ、アメリカ映画ではなかなかこれが出来ない。まあ実際にイギリスの影響下にある諸外国が舞台だから出来る事なのだが、、。こんな大人の鑑賞に堪える映画はもっともっと認知されても良いものなんだがな~、、それにはやはり邦題のつけ方かな。原題にこだわる事なく思い切って方向転換をするか。”釣りバカ日誌、イエメン、砂漠編”、、とか、これなら釣りキチは絶対に見るぞ、、でもあの人から訴えられそうだ、、。