”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”シーウルフ”の挿入歌、

この80年代に良く聞いた曲、タイトルは”The Precious Moments”(かけがいのない時間)と言って”007/ロシアより愛を込めて”でそのタイトルソングを歌ったマット・モンローが歌っている。
 
良く聞いた覚えがあるのだがこれが何と映画のしかも戦争映画の主題歌だったとはつゆ知らず、、昨日”午後三時”に繰り上げた映画祭で見た”The Sea Wolves”、邦題は”シーウルフ”(80年)のなかで何度も効果的に使われておりメロディーは知っていてもさて何と言う曲だったか、、と最後まで判らなかった。
 
イメージ 1主役はゴレゴリー・ペック、デイビット・ニーブン、そして当時007で売り出し中のロジャー・ムーア、、皆さんお若い。舞台はインド、カルカッタの”英国軍、軽騎兵部隊”の活躍を描いた実話に基づく戦争ドラマだ。監督はこの手はお得意のアンドリュー・マクラグレン。
 
時代は1943年、インド洋では数多くの連合軍、輸送船がUボートの餌食になっている。その攻撃が余りにも正確だし確実に航路をドイツ軍に狙い撃ちされている、、情報部ではこれはスパイの仕業でインド国内から敵に情報を提供しているヤツがいるらしいと結論を出す。そこで選出されたのがルイス・プー大佐(グレゴリー・ペック)とキャプテン・ギャビン・スチュワート(ロジャー・ムーア)だ。
 
二人は調査の結果、ポルトガル領、ゴアの港に停泊しているドイツ軍の輸送船が怪しいと睨みもうとっくにリタイアした”軽騎兵部隊”のロートル20名を引き連れてその停泊中のドイツ船舶を爆破する作戦を展開する。
 
キャプテン・ギャビンが遭遇する女スパイ、兼殺し屋との対決、おんぼろ船を調達してゴアの港まで酔っ払い軍団に扮して乗り込むあたり、、かなり無理な展開もあるがなかなかツボを心得た戦争映画だ。終盤はこのドイツ船舶がスパイ船として秘密の通信設備を装備し、自国のUボートへ連合軍船籍の航路を的確に知らせている事が判明し志願者を募って乗り込むあたりが見所、時間を忘れて楽しめた一作だ。
 
同じロジャー・ムーアの映画で潜水夫に扮して敵の陣中にもぐり込む映画がありそれだとばかり思っていたのだが全然違った、、それにこんな主題歌だったとは、、。確か007をやる歴代のボンド俳優さんは他の映画に出ても向こう何年かは”タキシード姿にはなってはいけない”と言う厳格な項目が契約書にあるのだが、、この映画では白も黒も両方のタキシードを着てたな、、”ムーンレイカー”のあとくらいだと思うが、確かに007を見ている雰囲気になっちまう、。