今、右眼から涙を流しつつこの文庫本から眼が離せない、、徹夜で完読したいのだが30-40頁も読むともう眼が辛くなる、、昨晩で3日も掛かってやっと半分ちょっとかな、まあゆっくりやるさ。
実はこの本の存在は全く知らなかった、それを家内の友人で札幌に在住されているTさんが遥々送ってくださったものだ。最初”キネマ、、って映画?それの神様かぁ、、映画制作に携わる方のハナシかな??”と読み出したのだがこれが又、のっけからおっさんの思い違い、空振りでした。
簡単な解説はこの通り、長年大手の企業に勤めていた歩(あゆみ)が大型シネコン施設開業に向けて奔走しているのだがその会社を突然辞めてしまう。退職金は300万円、そんな中今度は実父が病に倒れ已む無く父の代わりを務めることに、、あろう事かそれがビルの管理人業、、しかも無類の映画狂い、、、、もうここまで読んだらやめられないっしょ??
問題はこのオヤジさん、無類のギャンブル好きで借金が山とある、、さてどうする歩??まあワタシの場合は全くギャンブルはやらないのでそんな借金を娘に継がせる事はあり得ないのだが、、映画の感想を丁重に自身の”黒革の手帖”に書いている、、そしてそれを今度はブログへ転載するような、、、どうもこの辺りから膝を乗り出して、イヤ、ヒザじゃない紙面が顔を近づけて、、イヤ、それも違うな本を持つ手に力を込めて、、かな。どうも本の内容と現実が重なって来てしまう、、、。あああああ、折角書いているのに医者へ出掛ける時間なので、続きは後ほど、、。
やっと医者から開放されて帰って来たのだが、、様子を見ながら半年後に又、来てください。っでちょん、本当かいな、まだ白目が赤いんですが、、それに心臓ががどうのこうのって言ってませんでした?でももう来なくて良いと言うので”あー、そうですか、、”で引き取って来ました。瞳孔を広げるクスリとかを注入されているので外部の日差しが異様に眩しい、こりゃとれも運転は出来ないじゃないですか、。
そんな訳でしたが先の”キネマの神様”、お話はオヤジさんが書いた映画の記事、それを悪戦苦闘しながらある洋画ファンのブログに掲載、又、それを読んだブログの管理人が気に入ってくれて何もなかったところへ一筋の光明が、、、映画雑誌の出版会社に歩が採用されまずはお嬢さんのほうに幸運が微笑む、、。劇中”ニューシネマ・パラダイス”や古き良き映画のタイトルが沢山出て来る、、そしてそのオヤジさんのうんちくも、。
多分これは作者の原田さんご自身の事が書かれているのではないかと推察される、、父と娘、共通の話題である映画を通じての交流劇と言えばよいだろうか、、。やっと半分なのでこれからの展開から目が離せない、今朝はしっかり書くつもりだったんだが途中で邪魔が入るとその意欲がそがれたな、、、もっと書きたいことが沢山あったような気がするのだが、。
札幌のTさん、こんなステキな文庫を誠にありがとう御座います。