”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ホビット 思いがけない冒険”

本編は上映時間169分、、これを映画館でインターミッションなしで観る勇気は微妙だな、、っで結局有線配信に、しかし見始めた時間が悪かった、普段は4時過ぎならそんなに邪魔が入らないハズなのに今回に限ってあろう事か電話で3回、ドンドンドン、、事務所へのノックで2回も中断された、、もう3回目の中断から注意力が散漫になってしまいピーター・ジャクソソン監督には申し訳ない事をした。
 
イメージ 1原作はJRRトールキン、37年に発表された原作だが映画化の時系列では”指輪物語”3部作より時代は60年も前の事になる。”スター・ウォーズ”もそうだが一般的には一番ヒットが見込まれる部分が先に映画化され、そのヒットの具合によっては時代を遡ると言うのはよくある手法だ。
 
37年に書かれたものなのでおっさんが子供の頃には広く読まれていた筈だが何故かトールキンの原作には馴染みがなかった。”指輪物語”が映画化されやっと”そう言えばそんなお話があったっけ??”だったな~。
 
確か幼い頃の記憶だが実写映画化は不可能、、とか言われていたような、それが近年飛躍的に技術開発が進みCG処理から”大人を小人化”ししかも同じ画面に登場させるだのブルー画面処理が当たり前の映像作り、だからやっと映画化が可能になったと言っても過言ではないだろう。小説が発行された時期ならアニメ化がやっとだったのではないだろうか、、そう考えると技術革新を待ってやっと映画化が出来たと言う誠に壮大なプロジェクトであった事が判るししかもこれで一国が脚光を浴びた、、そのニュージーランドにとってはこりゃもう”神様”みたいな映画ではないだろうか、、。”ロード・オブ・ザ・リング”で3部作、そして又、この”ホビット”が3部作、合計6作がニュージー・ランドで撮られその風光明媚な土地は世界中にお披露目が出来たって事になる。それにエキストラで出演した自国民の数は又、天文学的数字になるそうな、、これは凄い事だ。
 
111歳になったビルボ・バギンズがフロドに語りかけるところからこの壮大なお話が始まる。”実はまだお前には話していない事があるんだよ、、、”そしてある日、ガンダルフが訪ねて来た時の事からその長い長い冒険談、ドワーフ族12人の”思いがけない冒険”が始まる。
 
背景にニュージーランドの山や谷、、こりゃ素晴らしい実写だが映像は殆どの場面が”特殊技術撮影”確かに今の時代じゃないとこれはこれは制作不可能だろうと納得。やはり映画館の大画面+音響効果で見ないとその映画の魅力は半減しちまう。撮影に要した日数は266日間とか、、通常の映画ならロケも含め30日以内が常識と言われるので凄い時間をかけている。先の”ロード・オブ・ザ・リング”もそうだが実際にはこの撮影日数で既に3部作の殆どを撮り終えているそうなので非常に効率が良い。
 
一連の”ハリー・ポッター”シリーズは途中で挫折してしまい3作目以降はもう何がどうなっているのやら、流石に爺にはついて行けなくなった、、これだって何処までついて行けるやら、、まあ残り2作は大丈夫だろう、、でもこんな映画はもうダメだ、、となった時点で映画ファンは引退の潮時かも知れない。
 
 
年末にはこの次作となる”竜に奪われた王国”が公開される予定、そして来年には最終章が公開の予定だ。既に世界中の劇場公開では1000億円の興行売上を稼ぎ出しているとか、、という事は3部作で3000億円かぁ、ニュージーランドの国家予算を超える???