ストーリーは原題通り”ロスアンジェルスの裏情報”なんだが97年に公開されたクライム・サスペンス、ロスで活躍する刑事さんたちのマル秘作戦を描いている。配役が凄い、ケヴィン・スペーシー、ラッセル・クロウ、ガイ・ピアースにジェームス・クロムウェルが主要な刑事たち。そしてキム・ベイシンガー、ダニー・ヴィート、監督がカーティス・ハンソンと来て原作がジェームス・エルロイだ。
実は原作は4部作でこの映画化された箇所は3作目になるのだが読んでいない、、。読もう読もうと思っているうちに映画化が大成功、すこぶる評判も良くある評論家は”チャイナタウン”(74年)に匹敵する出来だと絶賛している。もうそうなっちゃうと読む気が失せてしまった、。
Yahooさんの解説によると;
縄張り争いが激化する'50年代のロス。街のコーヒーショップで元刑事を含む6人の男女が惨殺される事件が発生した。殺された刑事の相棒だった バド(ラッセル・クロウ)が捜査を開始。殺された女と一緒にいたブロンド美人リン(キム・ベイシンガー)に接近する。彼女はスターに似た女を集めた高級娼婦組織の一員。同じ頃、その組織をベテラン刑事のジャック(ケビン・スペイシー)が追っていた。野心家の若手刑事エドも事件を追い、容疑者を射殺。事件は解決したかに見えたが……。
初めて映画館で見た時は妖艶なキム・ベイシンガーに目が釘付けになり余りストーリーを追えなかった。それが3度目くらいからかなり冷静に背景を掴めるようになり”おお~、こりゃ凄い映画じゃないか?”となったのである。
上記”チャイナタウン”はこれよりもうちょっと前の30年代後半のお話、此方は50年代のロスとあって当時はどんなだったかは知る由もないが洋服や走るクルマ、通りの情景など、時代考証もちゃんとセットに反映されているようで興味深く見れた。
好きなジャンルなので評価も甘いかも知れないがニュージーランド生まれでオーストラリアへ帰化したラッセル・クロウは苦労の甲斐あってこの映画をきっかけにメージャー・デビューが本格的になりリドリー・スコット監督に乞われコンビを組むようになった。そして同監督の元、”グラディエーター”(00年)ではオスカーの主演男優賞にたどり着いてしまった、。