”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

バンクーバー朝日軍の映画化

今朝のニュースで知ったのだがこれは戦前、1914年に設立された野球チームでカナダへ渡った日系人が選手として活躍したプロのチームである。その活動は開戦間際の41年まで続き21年には日本へも遠征したらしい。野球ファンを自認しているがこれは全く知らなかった、、その野球チームの活躍をテッド・フルモト氏が小説として書き下ろし文芸社から出版されたのが08年、更には小学館でコミック化もされ其方のファンの間ではとっくに有名なお話しらしい。
 
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その映画化の方はどうやら一昨日日本でクランクインしたとか、、主演が妻夫木聡、以下野球の心得がある俳優さんを使い石井裕也監督がメガホンを取る。今年の12月に劇場公開を目指しているようでこれで又、楽しみが増えた。
 
邦画で野球を舞台にしたものの傑作は”瀬戸内少年野球団”(84年)が有名だがこれは別にプロ集団を描いたものではなく阿久悠氏の伝記みたいなもの、、でも夏目雅子の主演、それに”ムーン・ライト・セレナーデ”が何時までも記憶に新しい。
 
今度はカナダに渡った日系家族、生まれはカナダの二世たちが日本人魂を野球にぶつけるお話とか、、記録では26年にリーグ優勝もしているらしいのでそんな過去を聞いたらこりゃもう期待するっきゃないだろう。
 
今年がチーム創設100年になるとかで早い段階で企画もあったのだろう。歴史的には日本国内にプロ野球団が設立されたのが35年、今の読売巨人軍が最初だがこのバンクーバー朝日軍は既にその頃活躍中、あちらでジャイアンツとも親善試合を行ったとあるが”大砲”不在の布陣でちょこまかとしたスモール・ベースボール、良く言えば”頭脳”野球が得意だったらしい。まあそれは100年経っても変わらないって事なのか、、決して昨今の選手は体力的には劣ってないような気がするのだが、、。
 
野球シーズン開幕を控えてどうにも落ち着かない、、今年のメージャーは開幕戦をシドニーでもやるそうな、ロス・アンジェルス、ドジャースアリゾナのダイヤモンド・バックスが来豪してオージーにもメージャーの醍醐味を見せてくれるそうだ。確かにセミ・プロ級のチームもありシーズン中にはトーナメントも開催しているのだがクリケットラグビーに凝り固まっている国民に何処まで浸透する事が出来るのだろうか、、。