”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

さて邦題は、、そのまま”ミリオン・ダラー・アーム”??

原題はその通り”Million Dollar Arm"(14年)、”百万ドルの腕”なのだがこれがSFとか近未来ものとかCG満載の映画とは全く趣きが違って超現実的な映画だ。
 
アメリカでは5月公開との事だが果たしてオーストラリアでは劇場公開に漕ぎ着けるかどうか、、この種の”スポ根”もの、特に野球が題材になったものは余程アメリカで成功しないと何処も買い付けてくれない。
 
個人的には何時かこんな映画が出来ないものか、、と期待していたのでこりゃ嬉しい。もう映画の出来がどうのこうのと評判を聞く言う前に見に行く決心をした(笑)。
 
映画は丁度トム・クルーズの”ジェリー・マクガイア”+ブラッド・ピットの”マネーボール”それにクリント・イーストウッドの”人生の特等席”を加味した感じ。主役のジョン・ハムはスポーツ界を舞台に活躍するエージェント(代理人)、それがどうも自分で抱えていた選手が他のエージェントへ乗り換えてしまい破産状態。偶然にテレビでクリケットの試合を見て”うんじゃぁ”とばかりに閃いてインドへ出掛け野球選手向きのアマ・クリケット選手を野球選手に仕立てるべく悪戦苦闘するお話らしい、、。
 
どうも実話に基いているらしいのだがインド或いはパキスタン諸国からメージャーリーグに渡って成功したケースはないので何処までが事実なのか、、それとも単にインスピレーションなのか、、、その辺は映画を見てからのお楽しみだろう。クリケットの場合、同じタマを投げるのでも肘を真っ直ぐに保ち曲げてはいけない、それに変化球を投げる要領で手首を返す事もダメなのだが基本的には腕力、腕の力は共通している。そんな背景があると理解出来るのだがクリケットの一流選手は野球選手より肘を使うケースが極端に少ないので肘を壊したり選手生活中に肘などの関節系の怪我をする選手は少ないハズだ。問題は反対側の手にグローブをする事もないし野球で投手にあたる選手は戻ってくるタマを処理する事がないのでルールを覚える事から始めないと、、。
 
主演のバーンスタインを演じるジョン・ハムは映画出演は少ないもののテレビ・シリーズの”マッドマン”に07年以降出ずっぱり、、知名度は抜群だ。そこへビル・パクストンアラン・アーキンが共演しているしひょっとするとこれはボリウッドも巻き込んだ傑作”スポ根”映画になるかも知れない。
 
”百万ドルの右腕”(或いは左か)と邦題を付ける勇気は何処の配給会社にもないかな??
 
 
 
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