”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ローン・サバイバー”(13年)

又、原題をそのままカタカナだ、、”Lone Survivor”(たった一人の生き残り)として此方は実話、手記”アフガン、たった一人の生還”を原作に作られた戦争サバイバル。
 
イメージ 1先日見たフランス映画、”スペシャル・フォース”と殆ど内容は同じ、、主役が女性からマーク・ウォールバーグ、シールズの優秀な隊員に変わっているだけ、、別に意識している訳ではないのだがどうも似かよった映画にあたるな、。
 
此方の舞台はアフガニスタン、指令を受けてタリバンの指導者暗殺に向かったシールズ隊4名が圧倒的多数のタリバンにやり込められ一人一人、、と銃撃され、最後に一人帰還すると言う原作、マーカス・レトラルの自伝を映画化したものである。
 
壮絶な戦いには緊迫感があり特別に選ばれシールズ隊に抜擢されるには過酷な訓練を受ける必要がある、その辺りの出だし描写は現実感満載でドキュメンタリーを見ている感じだ。
 
先の”スペシャル・フォース”は女性リポーターを救助に行くのだが此方はタリバンのボス暗殺が使命だ。大型ヘリでタリバンの拠点近くに潜入し4名の隊員が忍び寄って行くのだが運悪く羊使いの老人と少年二人に遭遇してしまう。其処で選択肢、①そのまま彼等を解放、、②その場で殺害、、③一定期間何処かに隔離しておき時間を稼ぐ、、っで結局①を選択した為に彼らがタリバンに通報、、4人の隊員が今度は逆に追っかけられる立場になってしまう。
 
っで結局山岳地帯を逃げ回る4人、、、でも腑に落ちないのは最後潜伏地点を味方の部隊が割り出しヘリで救助に来るのだがそれなら最初っからタリバンの部落へ一斉攻撃をかけて首謀者を始め敵の部隊を一掃してしまえば良かったんじゃないか??それを現場付近から偵察し右へ10度、、、左へ30度と爆撃の指導をすれば作戦完了だったんじゃないかと思うと、、”スペシャル・フォース”の方は救助命令だし戦争に対する明らかなメッセージが込められていて登場人物の性格描写にも優れずっと奥が深い映画だったような。
 
アメリカ本国ではこの映画はかなり評価が高い、映画としての出来が良いとの事だが脚本はやたら4文字台詞だし悪態、スラングのオンパレード、現実味はあっても決して素晴らしい”会話”と言う訳ではない。戦争の悲惨さは充分に捉えられているしアフガニスタンの住人にしてもタリバンは彼らの敵だ、、理不尽な事を強制され部落民が特別な理由もなくタリバンに拷問を受けたり殺されるのはやはり同じ人種でも主義主張が違うからだと痛切に感じさせる場面がある。映画としては戦争モノが続いてちょっと食傷気味かな、、、。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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