”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”イコライザー”(14年)

イコライザー”だなんてヘンテコな邦題だな、、、そりゃ原題が”The Equalizer"なのでそのままカタカナ化したのは判るのだがちゃんと発音通りに表記すると”イクアライザー”が近いような、意味は”ナニもない状態に戻す人”、、ご破算で願いましては、、ってことなので要は”世直し人”すなわち、、”必殺仕置人”、、でも良かったんじゃないかぁ?

主演はデンゼル・ワシントン、これが又、強いのなんのって、、先のリーアム・ニーソンも負けるかっ?と言うくらいの辣腕、凄腕、仕置人である。彼もそう言えば還暦だし昔の名前で出ている俳優さんが最近皆さん強くてビックリしちまうよ。監督はアントン・ファクアなので見る前から内容は想像出来た、、。

舞台はボストン、市内のアパートに一人住まいのロバート・マッコール(D・ワシントン)は無類の几帳面、、テーブルに置いてある物がちょっとでも曲がっていても直すし使ったタオルもキレイに畳んで所定位置に揃えて真っ直ぐに置く。無論ベッドもホテル並みの整頓整備。生活態度も毎日がハンで押したような規則正しい生活振りだ。職場は大きなホーム・センター、そこで毎日建築資材や庭の手入れ道具やらを買い物客相手に相談に乗りアドバイスをして回っている。

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職場の仲間にちょっと太めで気の良いラルフィーがいるが店の警備員になる為に体重を減らす食事療法のアドバイスやトレーニングに付き合ったりしている。見ている側は何時強いロバートに”変身”するのかドキドキするのだがこんな地道な生活振りがずっと続く、、。

ある晩も何時ものように近所のダイナーで読書に没頭していると良く見かけるテリーと言う娼婦と図らずも話す事に、、。さていよいよかな、、と見ている側は期待するのだが、、まだまだだよ。

でも結局はこの少女がきっかけでロバートは街のチンピラ、、そしてそのボス、、そしてその仲間、、その上にいるオヤブンが遥々モスクワから飛んで来たりでめまぐるしい展開の開幕だ。其処へ今度は市警察の刑事たちが汚職にまみれて悪い奴らに繋がっていたりと大騒動だ。

もう半分を経過したあたりでやっとロバートの経歴らしきものが見ている側にも明らかになって来る。どうやらCIAとかの秘密工作員だった過去があるようでこれで彼の辣腕振りが一挙に解決スッキリさっぱりする。道理で強いハズだよ、、ロシアン・マフィア、5人を相手に僅か20秒で全員片付けちまう場面は圧巻でありました。

こうして何人もの善良な市民が殺され、やむ無くロシアン・マフィアを相手に単独で向かって行くロバート、クライマックスは”OK牧場”ならぬ自分の職場、ホーム・センターがその舞台。其処で日常売られている商品全部が彼の武器化してしまう、、。この辺は”ホーム・アローン”の設定かな??ともあれ強いロバートは一人で全員をやっつける、、いやー、こりゃすっきりでした。もう理屈なし、最後はモスクワまで飛び悪の根源になっている大ボスとも対峙、コイツはそんなに強くない、、っでいとも簡単に自分の手さえも下さずに感電死でやっつけちまった。

彼が見せる人の良い表情、でも冷たい悲しそうな眼、それがこの映画では一種のキャッチフレーズになっているのだがこんなデンゼルは今までなかったかも、、確かにアクション映画には数多く主演しているがこのロバート役は当たり役になりそうな、、”ボーン・コレクター”のリンカーン・ライム役も好きだったがシリーズものとしてこの役柄は彼にマッチしているような気がする、、。


日本じゃこれも劇場スルーで、、最近公開されない映画がやけに多いな、、デンゼル・ワシントンでもダメですかぁ??彼のファンには堪らない映画なんですがね、どうやらブルーレイでDVD発売が3月4日とか、。

どうやらデンゼル・ワシントンは制作側に口説かれたのか続編もやるそうな、、そりゃ制作費の予算が55億円だったのに世界での配給収益が200億円近いらしい、、こりゃもう大ヒットですよ。


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