”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”インソムニア”(02年)

何時になっても日が落ちない荒涼としたアラスカの大地、そんな田舎町のゴミ置き場に捨てさられた少女の死体、その応援捜査に向かうためにロスアンジェルスから派遣された敏腕刑事ウィル・ドーマー(アル・パチーノ)、田舎町でその彼に憧れて将来は自分も大都会の刑事になる事を夢見る新米刑事のエリー(ヒラリー・スワンク)、、、そしてロビン・ウィリアムズも配役され監督がクリストファー・ノーランとくりゃ見たくなるでしょう??

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悪戦苦闘の10日間が過ぎやっと我が家にもFOXの新機種(チューナー)が設置された。これで4月から始まるメージャーリーグも準備万端。オスカーの授賞式もリアル・タイムで楽しめるぞ。更にはゴチャゴチャといじってみて判ったのだが何と新作、準新作、旧作からクラッシクまで上限が5.50ドル、3.95ドルでも準新作が見れ無料でも100本単位で映画が見れる事が判った。そこで試しにもう何回か見ている”インソムニア”に挑戦だ。光ファイバーに接続してありワイヤレスでダウンロードをするのだが2時間程度の映画でも僅か10秒でダウンロードが完了する。無料であっても視聴出来る時間の制約がありこの場合は二日間とからしい。それが過ぎりゃ又、ダウンロードすりゃ良いだけなのだが、、。

先日誰かに”映画ばかり見ている人は友達が少ないでしょ?”と痛いところを突かれたのだが、、そんな事はお構いなし、余計なお世話よ、、これで更に”秀作未見タイトル”に挑戦出来るぞ。でも確かに同級生はこのオーストラリアにはいないし、同僚だったヤツとも音信不通、流れ着いて25年が経過しているが部下や仕事がらみ以外でプライベートなお付き合いのある人間は何処にもいないって事に気付かされた。普段お付き合い願っているのは皆さん家内の知人、友人だし、この”濡れ落ち葉”的存在感ゼロな爺さんはやはり映画に集中するっきゃないのだろうか??ナンでも先のシネコンには映画同好会とかがあり定期的に鑑賞会もあるそうな、、でもそれって婚活の部会みたいだし映画は一人鑑賞で充分さ、、流石にこれは退けるぜ、。

そんな事を思うと自分が”インソムニア”になりそうだ、、、これは”不眠症”と言う意味でこの映画のタイトルで初めて覚えた単語である。最近のオレはかなりこれに近いぞ、、もう残された交友関係はブログ繋がりの皆さんだけだし、、どうか皆さま、今後共ヨロシクお願い致します。

イメージ 2遥々ロスからやって来た二人の刑事、でも手掛かりがなにもない。ウィルは焦るがこれが又、何時になっても日が暮れない街とあって夜だというのにちっとも寝れない、、。

そんな中、人里離れたあばら家へ家宅捜査へ行くのだが犯人らしきヤツが逃げ出し霧の濃い河川敷へ逃げていく、それを追ったウィルが思わず発砲するのだが犯人ではなくて同僚の刑事にあたってしまう。

ここからが普通の刑事ドラマとは違って真犯人のウォルター(ロビン・ウィリアムズ)を交えて予想もしない方向へお話が進んで行く、、極上ミステリー変則犯罪モノとなるのであります。殺された少女が身につけていた高価なドレスやら貴金属、そんな物は付き合っていたボーイフレンドにはとても買えはしない、残された日記帳やアクセサリーから物書きが志望だったと見てその方面をあたるウィル、そして彼女が持っていた文庫の表紙の裏に作者の書名があることからこの作者、ウォルターを突き止める。真犯人は案外早く判明するのだが同僚を間違って射殺してしまったウィル、、どうやらその同僚はある別の事件でウィルを告発しようとしていた事が判る。そしてその同僚を撃ってしまった河川敷ではウォルターがその場面を目撃していた、、。

これはクリストファー・ノーラン監督が”メメント”(00年)を撮り終え”バットマン ビギン”(05年)の制作に入る前の”小手調べ”とも言える映画だったのだが名優二人をキャストし、アラスカを舞台にした犯罪映画でも異色のミステリーと言っても良いのではないだろうか。

お友達もいないし出掛ける用事もないのでさてもう一本見るかな??FOXさんアナタだけが頼りですよ、、先週みたいに裏切らないでくださいな、、、。


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