”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

大逆転劇2015年のオスカー

これだから予想が難しい、、昨晩発表された第87回、アカデミー賞では大方の予想を裏切って”バードマン”が最優秀作品、監督、脚本、撮影と主要な4部門を獲得してしまった。イギリスのアカデミー賞ゴールデン・グローブその他世界各国で開かれた映画祭では圧倒的な評判と強さを見せていた”6才のボク”は助演女優賞だけの受賞に終わってしまった。

イメージ 1”鳥男”強しの感もあるのだが昨晩の式典を見ていてこれは完全にメキシコ出身の監督、アレハンドロ・ゴンザレスが全ての話題をさらった結果ではなかったのか、、。

06年に”バベル”で脚光を浴びたのだが、その後はメキシコやスペイン語で制作される映画を中心に制作、監督に携わり今回久しぶりにハリウッド映画に戻って来た。

そしてその映画の舞台はニューヨークの演劇界、長年”バードマン”と言うアクション・シリーズで主役を勤めていたリガン(マイケル・キートン)だがそれも落ち目、起死回生を図ってブロードウェイの舞台に立つ。妻とは別れているし娘はドラッグやら酒やらに溺れ覚束ない生活、、そんななかでどうしても初演を迎え成功させたい、その為には演劇界で自分をコラムを持ち論評を書いている女流評論家へも近づいていく、。そんなお話なのだがまず驚くのはメキシコ出身の監督が良くこんな題材を選んだ事だ、それにアチラの感性でアメリカ演劇界の内部を抉った事が意表を突く。そんな企画を成功させたアレハンドロ・ゴンザレス監督をアカデミー会員が称え称賛した結果がこの受賞に繋がっているような気がする、、、。

男女主演賞には夫々エディ・レッドメイン(”博士と彼女のセオリー”)、ジュリアン・モーア(”アリスのままで”)と順当に選ばれ舞台設定その他”裏方”部門では”グランド・ブタペスト・ホテル”が4部門を制覇とかなり票が割れたような、。

個人的には”アメリカン・スナイパー”や”イミテーション・ゲーム”が無冠に終わりちょっと残念だった、、それにしても”バードマン”は以前の”バベル”に比べ難解な映画だ。情けない事におっさんにはさっぱりその良さが判らなかった、、バードマン→鳥男→鳥、、→鶏→ケンタッキー→昼メシ、、そんな事しか思いつかないし。さてこれから日本で公開されて一体どんな評価を受けるのやら??


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