”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ボーダーライン”(15年)

ナンでこんな邦題にするんだぁ~、、、原題は”Sicario"そのまま”シカリオ”で良いと思うのだが、、。映画の冒頭その”Sicario"の説明が入る、、それは”短剣を持つもの”、即ち”殺し屋”と言う事になるのだが、。

15年、カンヌ映画祭にも出品され”パルム・ドール”を目指してコンペティション部門で選考されている。それ程に力の入った作品なんだが日本では今だに公開もされずアメリカでは昨年の9月、更にはオーストラリアでも同じ時期に劇場公開になっているのに日本だけ、、まだ。と言うかどうやら拡大公開はナシでいきなり限定か即DVD化になるかも知れない。

アメリカでも評価は抜群に高く、主演の二人エミリー・ブラントベニチオ・デル・トロへの評価は過去のどの主演作品より高いそうだ。以下はウィキから転載です;

本作は批評家から高く評価された。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには61件のレビューがあり、批評家支持率は89%、平均点は10点満点で7.9点となっている。サイト側による批評家の意見の要約は「エミリー・ブラントベニチオ・デル・トロの見事な演技のおかげで、『ボーダーライン』は緊張感のある引き締まったスリラー映画になっている。また、無法地帯という舞台設定以上に登場人物たちの内面描写が際立っている。」となっている[18]。また、Metacriticには24件のレビューがあり、加重平均値は82/100となっている[19]


イメージ 1これはロンドンプレミアでのエミリー・ブラント。83年イギリス生まれの女優さん、、01年に舞台でジュディ・デンチと共演して演劇デビュー、”プラダを着た悪魔”(06年)では各国の賞にノミネート、09年に以前、ジュディ・デンチが演じた”ヴィクトリア女王、世紀の愛”で脚光を浴びた。

11年の”砂漠でサーモンフィッシング”では遂にゴールデン・グローブ女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞してしまった。今まさに旬の女優さん、その彼女が誠にインテンスなFBI捜査官に扮している。無論エリート集団として抜擢された立場だがそれが今度は麻薬捜査班に”志願”(させられた)し責任者のジョッシュ・ブローリンの元、どうも経歴も立場も不明確なアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)と過酷で非情な捜査活動に従事して行く、、、。

イメージ 2実はこの映画、映画館へすっ飛んで見に行ってからもう半年近くが経過している。そして再度FOXさんが有料、5.50ドルで配信するってので昨晩は家内を寝かせつけ、電話線を引っこ抜き、携帯は電源切れのまま放り出し、室内を暗くし、音響を上げて映画館の気分にして再見したのであります。やっぱりオレの目に狂いはなかった。こうやって見ても良い、、実に良く出来た緊迫感いっぱいの映画でありました。

この主演二人が凄い、、ベニチオ・デル・トロは無口で何を考えているのか判らない、、上司のジョッシュ・ブローリンはどうも一目置いているような雰囲気、でもメキシコ国境際の麻薬戦争なのにどうやらコロンビア出身らしい、、このヘンはちょっとミステリーっぽい設定なのだが徐々に彼の本当の任務、そしてこの”一個師団”捜査班の本当の狙いが判ってくる、、それを段々に理解し始めるケイト(エミリー・ブラント)、、彼女が苦悩すると双方のプロットが巧く噛み合って更に緊迫感が増して行くのであります、、、。

これをちゃんと拡大劇場公開をしない日本国内の映画関係者、その理由が聞きたい。このフザケた”ボーダーライン”とか言う邦題からしてもその配給元のやる気のなさが垣間見えるのだがもっともっともっとツマンネ~、、映画を正々堂々と全国公開しているではないか??なのにナンでこの映画は、、その扱いは??

ちょっと熱くなりました、、イヤ~、、外が暑いもんで、、。

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