”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

(続)マリーゴールド・ホテルで会いましょう(15年)

原題は”The Second Best Exotic Marigold Hotel"、、一作目が”The Best Exotic Marigold Hotel”で国内公開時、11年には”マリゴールド・ホテルで会いましょう”と言う邦題だった。さて今回は”The Second"が付いている、こりゃもう最後に②を付けるか”続”をつけるっきゃないだろう??まあ本編をご覧いただければ何故”The Second"が付いているのかお判り頂けるのだがBestの次にSecondじゃ格が下がるホテルって風にも思えちまう。


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まあ兎に角、待ちに待った映画だし日曜日シニア・カードを握りしめて映画館へGo、、。予想はしていたが11時の回、殆ど満席じゃないか。16もスクリーンがあるシネコンで終日7回の上映がある筈なのにこりゃビックリだ。ざっと数えると200人収容x7回で1400人くらいは見に来ているって勘定か?圧倒的にシニア料金適応者なので平均8ドルとして入場料だけで11000ドルからの売上げになるぞ、。

映画の方は完全に前作の続き、、場面はいきなりアメリカなので面食らうがソニー(デヴ・パテル)とミュリエル(マギー・スミス)がアメリカの大地でオープンカーを飛ばしている、、。行き先はアメリカの投資会社、どうも其処から資金援助を受けて更にマリゴールド・ホテルをインド国内でチェーン展開して行きたいと言う事らしい、、。この時点ではその商談が上手くいったのかどうかは不明なのだがどうやら投資案件を実地に検証する為に”覆面調査官”を派遣し、有望性を確認しその報告書次第では有望投資案件として融資をしようじゃないか、、と言う結論らしい、。

一方のマリゴールド・ホテルの住人たち、夫々が何らかの仕事に赴き忙しい毎日を送っている。初めは皆さんリタイア組として母国を出てこのインドの大地で第二の人生をゆったり余生を送るつもりだったのだがホテルの会計、資金調達係りになったミュリエルを始めイヴリン(ジュディ・デンチ)はインド生地の買い付け責任者に任命されたり、ダグラス(ビリー・ナイ)は史跡の観光案内係りだったり、ノーマン(ロナルド・ピックアップ)は由緒ある会員制クラブのマネージャーに転じたりと皆さん至って現役以上のご活躍振りだ。

そしてストーリーはチェーン展開を図るソニーと友人間との衝突、彼と恋人、スナイナ(ティナ・デサイ)の婚約パーティ、、そして結婚式、アメリカから派遣されて来る”覆面調査官”が一体誰で??と混沌とした展開になる。その間にもダグラスの別れた奥さんが娘を伴って訪ねて来たり、イヴリンの決断のつかない迷う気持ちが仕事にも支障を及ぼしたりとてんこ盛りの状態だ。

でもしっかりと”ボリウッド”場面があるし登場人物全員がステージで踊りまくる場面は”インド映画のお決まり事”みたいで大いに楽しめる。ちょいと内容を盛り込み過ぎと言うか焦点がボケちまったのが残念だがそれでも2時間と2分、、大いに楽しませて貰った。のっけにマギー・スミスアメリカのホテルのボーイに”アンタ、、その発音カッコイイね、、オーストラリアから来たの??”とやって場内大爆笑だったっけ、、でも総体的に前作に比べ笑える場面、セリフがちと少ないような気がした。

果たして日本国内では上映されるだろうか??仮にロードショーされてもオーストラリアほどにヒットするかどうか??こりゃ疑問だな、、。

館内ほぼ99%を占めるシニア観客サマ、こりゃ8ドルで2時間、楽しめたでしょ??たったのコーヒー2杯分ですよ、、普通はコーヒー一杯飲むのに10分もかからないし、、!!


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