劇場公開から遅れる事、半年が経過してやっと昨晩鑑賞出来た。
原題の”Interstellar"とは”惑星間”の事を意味するのだがこの映画の主題は惑星の何処かに人間が移住して新たに新生活を始められる惑星はないかを探しに行くお話である。監督はクリストファー・ノーラン、脚本は彼と実弟のジョナサン、主演はマシュー・マッコナヘイにアン・ハサウェイ、それにジェシカ・チャステイン、マイケル・ケインにマット・デイモンと夫々が主役に抜擢されてもおかしくない人たちだ。
宇宙を舞台にした壮大な物語と言うかかつてない映像美そしてプロダクション・デザインは恐らく後世に語り継がれていくであろう”ずば抜けた映画”であることは間違いない。主役のクーパー(M.マッコナヘイ)はアメリカ中西部でとうもろこし畑を営み、義父、息子、娘と5人家族だ。しかし地球全体は気象の変化の影響なのかもう”末期状態”で食物の収穫も覚束ない。
猛烈な砂嵐に襲われる日々、元宇宙飛行士のクーパーが自宅の部屋で起きる不思議な出来事を娘のマーフと検証しているととある座標に行き着く。その座標を目的地として車を走らせ辿っていくと其処にはとっくに解散された筈のアメリカ宇宙局、NASAの巨大基地に行き着いてしまう。
画面からはアメリカは食物の収穫も満足に出来ず末期的状況は伝わって来るのだがこれが世界規模なのか、、他国はどうなっているのか、、果たしてヨーロッパや日本は?が不明でセリフからはそんな印象を受けるのだが画像がないのでちょっと戸惑う。それにやっとこさ”秘密の座標”を検証して辿り着いたNASAの基地なのに基地のオヤブン、ブランド教授(M.ケイン)に”何でこの秘密基地の場所が判ったんだ?と拉致されかかるしそれが今度は”キミが来るのを待ってたよ”みたいな感じになり次は急転直下”大宇宙へキャプテンとして飛び立ってくれ”、、となると”ウン、何でだ??”とその展開が読めずにこんがらがって来る。
そしてブランド教授の娘、アメリア(A.ハサウェイ)ら仲間とエンデュランス号に乗り娘のマーフには”必ず帰って来るよ”と言い残し飛び立っていくのだが、、。そこから先はやれワームホールだブラックホールだ、、相対性理論だ、、と残念ながらおっさんにはもうついて行けない、、科学考証と言う点からはかなり綿密で正確な考証がなされ撮影にも生かされていると言うことなのだが、、。思った通りだったよ、”ゼロ・グラビティ”みたいにたった一人の女性宇宙飛行士が何とか地球へ帰還しようと孤軍奮闘するハラハラドキドキの展開じゃないじゃないか。それに浦島太郎の展開だし、、、。
途中勝手に”インターミッション”を30分挟み夕食とトイレタイム、、更に後半を見始めたのが9時過ぎ、、終わったらもうとっくに就寝時間が過ぎていた。やはりもう3時間の大作は疲れるわい。FOXの有料配信で良かった、、。
でもこれはIMAXシアターの臨場感溢れるスクリーンで見ないと映画の良さも半減するかも知れない。現にオーストラリアの映画の師匠と勝手に慕っているデイビット・ストラットンおじさんのこの映画に対する評価は☆☆☆☆1/2なんだがやはり総評に”音響効果がデカ過ぎてIMAX劇場を出ても耳鳴りが治まらなかった”と書いていた、。
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