”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”プリデスティネーション”(14年)

イメージ 1これはオーストラリアで制作されたご当地資本作品で撮影もその殆どがメルボルンや近郊のスタジオで行われた。主演のイーサン・ホークアメリカから呼ばれたのだがその他の配役も殆どがオージーたちで昨年オーストラリアの映画祭で世界に先駆け上映されたのだが、、、FOXさんが配給するまでその存在さえも知らなかった、。

どうもオージー映画はヘンなヒネりがあって”難解”と言う自分勝手なイメージがあり長年住まわせて貰っている割にはこれと言う作品を挙げられない。この映画もタイトルと”時空を超えて”と言うキーワードに惑わされなかったら見ることはなかっただろう。

場面は1970年のニューヨーク、ひょいと現れた青年がバーテンダー相手に身の上話を始める、、、その身の上とは、、自分は孤児で1945年に施設の玄関に置かれていた、、ジェーンと命名された女の子はその施設で育てられとても優秀な生徒となり身体能力も備え、他の仲間には太刀打ちできる子供はいなかった。

更に一度だけの恋愛を経験し妊娠、女の子を授かったのだがその施設から忽然と消えてしまったと話す。その後、医師団から”両性”である事実を告げられ性転換手術を余儀なくされ長くて辛い時間を経て現在の姿になり名前もジョンと改名した由、、。

此処までは一気に、、どうも最初っから男っぽい女の子かな~、、と思っていた理由が判明しバーテンダー役のイーサン・ホークも聞き上手と言うのか上手くジョンの胸の内を開かせて行く、、とこりゃ好調じゃないかい?っと思いきやイーサン・バーテンダーに地下室へ導かれて行く、、。

ナンとそのイーサンはとある政府の機関に所属する時空警察のエージェントなのである。早い話、タイム・マシーンで時空を行ったり来たり、、犯罪を起こしそうなヤツを見つけ事前に過去へ飛び犯罪を防ぐ役目の職員だったのだぁ~、、。そのタイム・トラベルの装置がてんで簡単な装置でバイオリンのケース風、、、まあ”ドラえもんのどこでもドア”みたいじゃないかい??と思わせる装置には二度ビックリだ。ブロ友の”レイ”さんが昨日、”どこでもドアがあったら何処へ行きたいですか?”
と書かれていたのを思い出した。

さあそしてここからが大変だ、、もう何が何だか、、最初はジョンの身の上話に出て来た、、イヤ、以前のジェーンの時に出て来た一夜を共にしただけで去ってしまった”彼氏”と折角生んだ赤ん坊を連れ去ってしまった謎の男を探しに二人が出会った1963年に飛ぶ、、そしてジェーンを捨てた男の正体を探し求めるのだが、、。

そのイーサン、、実は重大任務を抱えている、それは1975年にニューヨークで一万人以上の被害者を出した爆弾魔を追いかける事でその爆破事件を阻止する事だった。昨晩見たばかりなのだが此処まで書いてもう何がなんだったか判らなくなっている。

ぶっちゃけた話、その63年にジェーンが出会った”男”ってのはジョンで、、性転換手術後の彼氏、、そして生まれた子供を連れ去ったのはイーサンで時空を遡ると性転換前のジェーンにジョンが出会って生まれた子供を病院から連れ去って施設の玄関に置いてきたのはイーサンだった、、、って事はジェーンとジョンは同一人物で生まれた子供がその後大きくなってジェーンになっているんだからこりゃもう”わっかりましぇ~んの世界だ。しかもその先にはもっと不可解なナゾが、、。

ダメだ、、もう一度見て検証する勇気も気力もない、、だからオーストラリアの映画は見ない事にしているんだ、、、(笑)。5.50ドル返せっ~、、、。


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほん映画村」に参加しています:もし気が向いたらクリックお願いします♪。