”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ブロークバック・マウンテン”(05年)


長い事、見たい見たいと願っていた映画をやっと見ることが出来た。無論劇場公開当時の事は鮮明に覚えているのだが題材が題材なだけになかなか見に行く勇気がなかった、、そしてもう公開から10年が経過しちまった。

昨晩は家内は不在だと言うし好みの日本のDVDにもロクな作品がない、、丁度文庫も読み終わった区切りの日曜日、、ラグビーで日本が南アを破った快挙はテレビでも報道されていたし実況中継まで珍しく見ている、オージーのアナウンサーが天地がひっくり返ったように驚いていた。

もう夜メシは残り物で良いかな、、と思いつつFOXサマのチャンネルを検索していると、、出ました遂に、、”Brokeback Mountain"とあるじゃないですか、、もう無意識に”課金OK”のボタンを押している、、そして二時間、この映画を堪能したのであります。

イメージ 1監督はアン・リー、、そして主演は今は亡きヒース・レジャーにジェイク・ジレンホール、、それに若いアン・ハサウェイなど、この劇場用ポスターだけで十二分にこの映画のテーマが判る、、まさに待ちに待った秀作ここにあり、とファンを唸らせる一作でした。

結局二時間余、、夜メシも抜きでエリーを隣に撫でながら秀作の余韻に浸った日曜日でした。やはり映画ってのは良いものです、、。

概要は;

原作はE・アニー・プルーの同名の短編小説アメリカ中西部を主な舞台として、1963年から1983年までの20年間にわたる、惹かれ合う2人の男性の姿を描く。公開当初は「ゲイ・カウボーイ・ムービー」と評されたりもしたが、監督のアン・リー自身この映画を「普遍的なラブストーリー」と強調しているように、そのテーマが観客に広く受け入れられ、低予算で作られたにもかかわらず、アメリカ国内外で記録的な評価と興行収入をもたらした。by Wiki

という事になるのだがやはり素晴らしい、、決しておっさんはゲイではないしそれを否定する立場にもないし共鳴するものでもないのだがこの大自然をバックに描かれる”悲しい恋の物語”には共感を越して一種の美しさを感じる。時代背景がピッタリ自分の青春時代に重なる事でもあり63年から83年の20年間を自身の履歴に重ねて思い返す事が出来る、、恐らく世代が違う人には又、それなりの印象があるのだと思うのだが、。

ヒース・レジャーはこの映画の後に”ダーク・ナイト”でオスカーを獲得したのだが既に亡くなったあと、でもこの映画では主演賞もいけたんじゃなかろうか、、、それだけに若くして亡くなったのが残念でならない。それにもまして監督のこの映画に対する思い入れには凄いものがある。54年に台湾で生まれたアン・リー、75年にアメリカに渡りシカゴ近郊の大学で学びその後ニューヨークで監督の修行を、、この時期にスパイク・リー監督に感化されたらしいのだが82年頃に監督デビュー、その後の活躍振りは枚挙にいとまがない。これからの活躍が一番期待される監督の一人とか、、。



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