”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”シカリオ”(15年)

イメージ 1今日はレイバー・デイの祭日(日本風に言えば勤労感謝)なので有無を言わせず事務所は閉めっぱなし、携帯電話も放り出して近くのシネコンへ、、ゴー。ネットで入場券を買っておいたので窓口で並ぶことも無駄口を叩く暇なく館内へ、。

予報では一気に夏満開で32度の予想、それに土曜からの三連休とあって混むかなと思ったが駐車場はがら空き、そうだ映画館以外の店舗やスーパーは営業してないんだった、。これって何時も思うのだが各店舗は書き入れ時なんじゃないだろうか?みんなが休みを共有して同じように休んでいたら商売にならないと思うのだが、、これが所謂労働党政権が長くみんな平等が染みついた結果か?、、と思うのはオレだけか??

そして指定の席へ、10時半と早い時間にもかかわらず場内は8割がた入っている。やはり日本と違って映画館は手軽に楽しめる娯楽の中心か。

タイトルは”Sicario":、、どうも邦題は”シキャリオ”になっているが読み方は”シカリオ”らしい、。主演はエミリー・ブラント、以下ジョッシュ・ブローリンにベニシオ・デル・トロ、、ワンラインで表現すると”最初から最後まで緊迫した一級品でした”。

ちょっと気が早いがオスカーのノミネーションでは主演女優にエミリー・ブラント、主演男優にベニシオ・デル・トロ、監督、撮影、作品、、、何が来てもおかしくない。それだけ力の入った作品に仕上がっている。根拠としてはかの”ゼロ・ダーク・サーティ”や”ハート・ロッカー”が高い評価を得てオスカー候補にもなっていることからしてもこの映画は充分に対抗出来る。まあ同列の戦争や犯罪映画は不利だと思われると残念なのだが、。

映画の舞台は海外の戦線と違いアメリカ国内、それもメキシコと国境を接するテキサスやアリゾナである。エミリーが優秀なFBI捜査官、ケイトに扮して直接の作戦上の上司にジョッシュ・ブローリン、、そして麻薬戦争の重要な”アドバイザー”として登場するのがアレハンドロ(B・デル・トロ)である。同じようなコロンビアの麻薬カルテイメージ 2
ルを描いた、”今、そこにある危機”と比較すると此方は圧倒的に現実感で優っている。ジャック・ライアンと言うCIAの分析官の大活躍と比べ、此方は地味だがプロットや組立が断然ホンモノっぽい。

タイトルになっている”Sicario"、、これはその昔、ローマ時代には”短剣”を意味し殺しの道具だったそうな、それがスペイン語では”Sicae"となり(ものをスライスする)、英語では”Hitman"即ち殺し屋を表現する言葉として定着しているそうな、。

優秀なFBIの工作部員として現場での戦闘経験が豊富なケイト、、その彼女が新しい任務に抜擢されその真の理由が判らず苦悩する毎日、、それにとても法的には許されないような強引な手法で捜査にのぞむ上司、、そしてどことなく秘密があるようで謎のアレハンドロ、、これが緊迫感を持って一気にクライマックスへ、、果たして夫々の役柄や使命は??と最後まで目が離せない展開でした。シニア料金で見たんじゃ申し訳なかったかな??と言うかオレの目に狂いはなかったぜ、、予告篇も何も見てないし映画に関する記事にも一切目を通してない、、でも大当たりでした!!




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