”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”12モンキーズ”(95年)

コレはかなり衝撃的な映画であった事は事実だ。SFそれにタイムマシーンものは数多くあれどそのストーリーが過去や未来へ瞬時に移動しなくても斬新でショッキングな展開だった。主演はブルース・ウィリス、マデレーン・ストウ、ブラッド・ピット、それにクリストファー・プラマー、監督は鬼才テリー・ギリアムだった。

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幕開けは2035年、犯罪者として網目の小部屋に収容されているコール(ブリース・ウィリス)はウィルスによって人類の99%が死滅してしまった1996年に送り込まれる。

志願した事になっているのだがどうやら犯罪歴を抹消するから”任務として行ってこい”みたいな感じで送り込まれたのだがタイムマシーンの故障なのか誤って1990年に着いてしまう。

その90年でナニも自分の事さえ証明出来ないコールは精神病棟へ放り込まれてしまう。病棟には狂気迫るジェフリー(ブラッド・ピット)がいて入院仲間を扇動しているのだが医師のキャサリン(マデレーン・ストウ)はコールの言うことは俄かに信じられず疑心暗鬼状態だがどうもこりゃワケありだと感づく、。一旦タイムマシーンで35年へ呼び戻されたコールは時代の間違いを申し立て今度は間違いなく96年に戻りそこで又、キャサリン医師と再会する。

”12モンキーズ”と言う組織がウィルスをばら蒔いた組織だと信じてコールは未来からそのウィルス散布を止めに来たのだがどうも調査を進めるうちにこの組織の実態はジェフリーが首謀者だった動物開放を目指す組織であってウィルスを散布した組織とは違うようだと判ってくる。キャサリン医師と共同で何が実際起こったのか、果たしてその真犯人に辿り着きウィルスを止められるのか”ウィリス”が”ウィルス”を阻止出来るのか、、これがこのお話のメインテーマになっている。

終盤はかなり衝撃的な展開で思わず最後には”膝を叩く”のだがウィリスは可哀相、、まあウィルスは阻止出来たようだが、、、その立役者は別人って事で折角2035年からやって来たのにくたびれ儲け。うん、もう一日前にタイムマシーンで戻れば殺されなくても、、待てよ死んじまったらもう戻れないのかな??

監督のテリー・ギリアムは生まれはアメリカだが60年代にイギリスに帰化し元は”モンティ・パイソン”のメンバーの一人。俳優、脚本家としても活躍しているがこの”12モンキーズ”で一挙に名匠になっちまった。

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