”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”サーカスの世界”(64年)

原題は”Circus World"(64年)ならば邦題は絶対に”サーカス・ワールド”だろうと思い検索してみたら”サーカスの世界”になっていた、、、”ウェスト・サイド物語”を近年は”ストーリー”としているのでその逆現象か?

CCことクラウディア・カルディナーレ人気絶頂の頃、この前年アメリカへ招待されて”ピンクの豹”(”ピンク・パンサー”)へ出演、イタリアへ戻り”ブーベの恋人”、又、アメリカへ戻りこの映画へ出演した。当時もう26歳だったのだが実績、人気、経歴じゃ圧倒的に上だったリタ・ヘイワースよりタイトルロールでは上に名前が出て来る。主演のジョン・ウェインの次、、って事で当時リタ・ヘイワースは46歳でCCのママ役だったから若いCCに譲る事になったのか、無理もないか、、でも内心嫌だったろうな。

イメージ 1ストーリーはサーカスを舞台にしたものだが意外なのはアメリカ国内でのお話ではなくヨーロッパである。

って事はCCはアメリカへ呼ばれて行ったのではなく現地参加だったのか??やっぱりそうだったロケ地は殆んどがスペインでした。

ジョン・ウェインにヨーロッパ??はこれもチョイと意外な組み合わせだがマット・マスターズと言う役柄でサーカス団のボス、興行主である。それがバルセロナへサーカス団が持つ船で公演に行くのだが運悪く船の甲板で綱渡り芸を披露している最中観客が岸壁とは反対の方向へ一斉に移動してしまい敢え無く船は”タイタニック”。

公開当時はシネラマ方式とかで上映され一大スペクタクル映画、”全米が息を飲んだアクション大作”って事なんだが当時の技術を今見るとツギハギだらけだし生身のスタントもこれが限度かと言う感じ。船が転覆するシーンや後半の大火災シーンも当時としては精一杯なのだが、、それにストーリーも捻りがなく途中”インターミッション”を挟んでの2時間15分は長かった。

記憶をたぐり寄せるとこれは確かニューヨークの”シネラマ館”と言う劇場で見た。ロクに英語が判らず字幕もないので画面だけを追っていたような、でもジョン・ウェインは勿論CCも”刑事”(59年)、”汚れなき抱擁”、”若者のすべて”(60年)、”81/2"、や”山猫”(63年)を見ていたので良く知った顔だった。残念ながら妖艶なリタ・ヘイワースはこの頃はまだ知らなかった、、。

以下はallcinemaより;

あるサーカス一座から、空中ブランコの女性スターが幼い娘を座長に預け失踪した。成長して一座の花形スターとなった娘は、父の死を失踪した母親の所為だと思い込んでいた。そして、二人が再会したとき、母親が火事に巻き込まれる事件が起こった……。サーカス一座を背景に、母と娘の交歓を描いたドラマ。



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