”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

トゥルー・ストーリー(16年)

原題はそのまま”True Story"と言うか”本当のお話”、、ブラッド・ピットがエクゼクティブ・プロデューサーとして名前を連ねていて撮影は群馬県富岡市出身の高柳 雅暢だ。主演はジョナ・ヒルとジェームス・フランコ、監督、脚本はイギリス人のルーパート・グールド。原作はマイケル・フィンケルと言う実在の人間が書いた手記で映画化にあたってジョナ・ヒルが演じている。

イメージ 1簡単に書くと妻と三人の子供殺害の容疑で逮捕、収容されているロンゴ(ジェームス・フランコ)に指名されて記事を捏造した容疑でニューヨーク・タイムスを解雇されたフィンケル(ジョナ・ヒル)が呼び出される。

どうやら”真実を語る”からと言う甘い言葉に失職中のフィンケルは飛びつきナンとかセンセーショナルな記事にしようと、、刑務所へ面会に行くのだが、、。この想定は”冤罪”を元辣腕新聞記者が容疑を晴らすために奔走する、と日本のドラマでも良く見られる設定だ。

本格ミステリーとはちょっと違った。既に犯人は逮捕されていて彼が記者に語る事がさて真実かどうか??そんな展開だった。

この主演二人が実に巧い、ジョナ・ヒルは”マネー・ボール”でブラピの片腕として数字の分析に抜群の能力を発揮し、ついでにオスカーにもノミネートされた。ヒョウヒョウとしたでっぷり体型だが外見とは裏腹に刑務所内でのロンゴとのやり取り、的確に核心に迫る能力、、そしてそのロンゴ役のジェームス・フランコも負けず劣らずで巧妙に会話を主導して行く、。

これは是非、日本でも配給して欲しいな、、邦題がどう探しても出て来ない、それにジョナ・ヒルやジェームス・フランコで検索しても何も書かれていない。これはどうした事か??allcinemaの検索機能もこれじゃ信用が置けない、、やはりIMDbに頼るっきゃないのか?

そして終盤になって再審請求が認められ再度法廷に立つロンゴ、そして彼の”弁護”と言うか自分なりに再捜査して判断した意見を述べる場面、、これが静かなクライマックス君の登場と言う感じなのだが、、。イヤ~、、なかなか良く練れた構成だしさあ最後は死刑決定かそれとも量刑が短くなるか??と見ている側はドキドキもんの別ジャンルのミステリーでした。

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