”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

黒い薔薇(05年)

遂にアマゾンさんにも見放されて読む本がなくなった、、そこで以前に読んだハードカバーを読み直すかと書棚を漁り見つけたのがこれ、原題は”Gone, But Not Forgotton"(”行っちまった、でも忘れてない”、そんな感じなんだが邦題は”黒い薔薇”)、こんな場合、やはりタイトルに惹きつけられる。

400ページからの怪奇殺人でなおシリアル・キラー、、ミステリー推理小説、、それもかなり衝撃的な作品を一気に二夜で読み終わった。絶対に読んでいる筈なんだがこれ程の内容にもかかわらず一切記憶にないのだ。

イメージ 1原作者はフィリップ・マーゴリンと言うアメリカの作家、推理小説、犯罪モノを中心に書いている好きな一人だ。小説が発表されたのは94年なんだが当時の帯解説には”羊たちの沈黙”はデイズニー映画にしてしまう程に凄いミステリーだと記載されている。確かに二転三転、、するしこの評価はそんなに大袈裟でもないかな??


物語の出だしは西海岸のポートランド、地元で活躍する有能な弁護士のベッツイはシングルマザーで一人娘を育てている。その彼女がダライアスと言う地元の開発業者から弁護の依頼を受けるのだが、、。

同時に東海岸にいる女性刑事、ナンシーは地方検事に呼び出されると”ポートランドで又、事件が起きているようだ、、”と告げられる。ここまでの展開には全く繋がりもなく読む方はひたすら登場人物の名前を覚えるのに必死、冒頭のページに戻りつつ誰が誰だったか記憶しておくのが大変だ、、、。

イメージ 2実は昔読んだ時に”映画化決定”と読んだ記憶があり早速巻末を調べたらやはり当時既に映画化権が高額で売却されている由、でもそれが確か96年くらいの事だったような、、でもそれっきり映画化の”エの字も”もなかったのでこりゃ企画倒れで映画化には至らなかったのかと忘れていた。

一応もう大分年月も経過したのでと調べてみてビックリ、、やはり劇場用ではなかったがテレビ用に映画化されとった、、。主演の弁護士にブルック・シールドで弁護する事になるダライアスがスコット・グレンだった。

05年に制作されているのだが恐らくよほどの事がない限りアメリカ国内限定での放映だったろう、テレビ用映画はそれ自体海外の我々の目には留まらないからな、、そうなると余計に見たくなるじゃないか。そんなで早速原書の購入はもう不要なのでDVDを買うべくアマゾンさんへ、、でも日本のアマゾンさんだと曲は出て来るのだがそんなDVDの検索結果は無情にも”0”だとか、、。さてどうするか?アメリカのアマゾンへ行ってみるかな??IMDbのレビューを見るとDVDを買ったファンがいるそうなので存在はしているような、、さてこれから探すど、。


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