”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”アンタッチャブル”(87年)

今月に入って何故かFOXさんショーン・コネリー主演の映画を立て続けに放映している。うん、8月25日が誕生日だったからか??ご本人は03年に主演した映画を最後にもうすっかり隠居生活でポルトガルの片田舎に引っ込んでいる。

エントラップメント”、”丘”、”レッド・オクトーバーを追え”やインディ・ジョーンズそれに”アンタッチャブル”まで連続で放映されたのだがすべて複数回見ている。でもやっぱり87年にオスカーで助演男優賞に輝いた”アンタッチャブル”は映画の”出来”がマッタク違う、ブライアン・デ・パルマ監督の名作じゃないだろうか。ショーン・コネリーとしては主演ではないのだが何時だったかこれは自身でも納得の映画だと語っていたのを覚えている。

主演のケヴィン・コスナーがエリオット・ネスを演じ、ショーン・コネリーはネスが集めたアル・カポネ極悪集団を摘発するチームの一員、一介の警官だった彼が抜擢されアンディ・ガルシアなどの仲間と悪に立ち向かうと言う設定だった。そのアル・カポネロバート・デ・ニーロが演じ、これがまた素晴らしい極悪人振りだった。

イメージ 1我等世代で”アンタッチャブル”と言えばテレビ放映されていたエリオット・ネスの物語(ロバート・スタック主演)を一番先に思い出すのだがこの映画は4年間も続いていたテレビ・シリーズをこの一本で完全に覆した。

エンニオ・モリコーネの音楽、スティーブン・ブラムの撮影、脚本、編集どの分野においてもずば抜けた出来で背景、設定にも往年の名画、”戦艦ポチョムキン”から引用されたであろう場面があって今度はこの映画から他の作品へ引用されているケースも多い。演技陣もこの映画に出るまではテレビ専門だったアンディ・ガルシアがこれで一気に映画スターとしての地位を確立、この2年後にはマイケル・ダグラス高倉健に挟まれて”ブラック・レイン”に抜擢されている。

ロバート・デ・ニーロに至っては頭髪を剃り上げ顔を太らせアル・カポーネに徹した役作りだった。

イメージ 2俳優さんも太ったり痩せたり、、そんなに短時間で出来るものなのか、、ワタシなんかウン十年単位でやっても痩せないのだが、こりゃ修行が足りないと言われても返す言葉がないぜ、。

この”アンタッチャブル”そろそろリメイクがあってもおかしくないぞ、、あの”ベン・ハー”だって”荒野の七人”だってリメイクされている。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほん映画村」に参加しています:もし気が向いたらクリックお願いします♪。