”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”レヴェナント:蘇えりし者”(15年)

これで三日間連続で”秀作”クンに出会っている。今日の出し物はナント、”レヴェナント”ちょいと遅きに失した感があるのだが一年遅れでやっと拝見です。原題は”The Revenant"でレオナルド・デカプリオが念願のオスカーを受賞、監督、撮影も受賞しているのだ。何せ156分と長いし壮絶なサバイバル映画とあって映画館へ行く勇気は最初っからなかった、、FOXさんの有料配信が始まって”さあ、どうぞ”と言われても躊躇してなかなか見れずにやっと今回は意を決してテレビの前に。

やっぱり想像してた通りの描写、、クマさんに襲われ大怪我、しかも仲間にも見捨てられそのまま雪と氷に囲まれた原野に放り出される始末、、もうデカプリオは全くセリフナシの状態、しかも崖からは転げ落ち、濁流に飲まれ、馬からも落ちるし撃たれるし刺されるし斬られるし、、、と散々な汚れ役だ。一体どんな方法で撮影したのかと思う程に凄まじいのだ。濁流に流される場面はスタントマンやスタンドインも使ってはいるだろうがかなり緊迫の連続、全部実写で一体どんな手法を使ったのか?

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の前作”バードマン”はサッパリだったが此方は雄大アメリカ北西部(撮影はカナダのアルバータ州が中心)で1823年くらいの時代背景、もう完全にアメリカ国内では西部開拓史の頃である。

南北戦争が1861~65年だったのでそれよりずっと前の時代だ。西部の保安官として有名なワイアット・アープは1848年生まれなので23年のこの頃はまだ生まれてもいない、そう言えば”シェーン”がワイオミングの開拓地へ流れ着いたのが南北戦争の後期だし、ゲイリー・クーパーバート・ランカスターがラストに決闘をした”ヴェラクルズ”はフランコーメキシカン戦争(1838~39年)の最中だったのでこのちょっと後って事になる。

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宿敵を演じているのが今人気一番のトム・ハーディなんだがちっとも判らなかった、、何を勘違いしていたのかジョッシュ・ブローリンだとばかり思っていた。

時代設定としては完全に西部劇の時代なんだが”North Country"の出来ごとで実在のヒュー・グラスと言う毛皮商の伝記が元ネタになっている。71年に始めて映画化された”荒野に生きる”は主演がリチャード・ハリスなんだがこちらも隠れた秀作として人気が高い。

以下はallcinemaから;

たった一人荒野に置き去りにされた男の復活と復讐を描く異色のウェスタン。開拓初期のアメリカ北西部奥地を、砲船を馬車に乗せた奇妙な一団が進む。その探検隊を先導するザックは、隊のリーダー、ヘンリーに育てられ親子のような関係だった。彼らの背後にはインディアンが迫っており、緊迫した状況だ。だが森の中で熊に出会い手酷いキズを負わされたザックを、隊の運命を優先させるヘンリーはその場に放置する。長い昏睡状態から醒めたザックは大自然の恵みを受け次第に回復していくが、その原動力はヘンリーに対する復讐心でもあった……。

探検隊の異様な描写をはじめ、凝った映像が随所に見られる作品だが、中でもこの作品の真の主役である“荒野”の描き方が素晴らしい。鬼気迫る主人公を的確に演じ上げるR・ハリスと、それを受けて立つJ・ヒューストンの堂々たる芝居も見応え充分。アメリカン・ニュー・シネマの快作「バニシング・ポイント」のR・C・サラフィアンの隠れた傑作である。

おっ、始めて読んだのだがこれも良さそうじゃないかい??これも又、FOXさんにお願いするかな??

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