”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ポンペイを再現する

原題は”Raising Pompeii"と言うイギリスで制作された1時間半枠の”ドキュメンタリー”番組だ。何気なく見始めたのだが最後までメシを忘れて食い入るように魅入ってしまった、、まあ家内は今夜はタイ料理とかで不在だったのでこの2ヶ月半、不在だった時に戻った感じではあるのだが、、。

イメージ 1イタリアはローマの南東部に実在した街、ポンペイ。数多くの映画にも描かれているのだが何ともロマンに溢れた響き、街ではないだろうか??

古くは”ポンペイ最後の日”と言うタイトルで何回も映画化されているのだがハリウッド主導ではクリスチーヌ・カウフマン主演の59年度版、、そして新しいところでは14年に制作された”ポンペイ”が一番記憶に新しいかも知れない。

何せポンペイが栄えたのは2000年も前のお話、それを最新技術を使って彼らがどんな生活をしていたのか、どんな場所に住み、そんな生活様式だったのか、、何を食べて、飲み、商取引には何をして、娯楽は、、更に市内に暮らす人間のごく普通の生活は一体どんなものだったのかを検証する番組とあっちゃそんじょそこいらの映画より断然面白いぜ。ウィキによると;

その街だが当時の人口は12000人余り、イタリアナポリ近郊にあった古代都市で79年ヴェスヴィオ火山噴火による火砕流によって地中に埋もれたことで知られ、その遺跡は「ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域」の主要部分として、ユネスコ世界遺産に登録されている。

のだがこのドキュメンタリーはその街で発掘された壁画や石畳を見事にそのままCGで再現し実際はどんな街だったのかを3Dで映像化してくれている。恐らくこれには膨大な費用と日数が掛かっているのだとは思うが何とも素晴らしい構成で当時、町民や上流階級がどんな生活ぶりだったのかがかなり詳細に判るのだ。

街の外れにはコロシアムがあり実際に奴隷が戦っていたそうな、、こりゃもう映画”グラディエーター”の世界なのだが収容人数2万人を誇る野外の施設、ちゃんと日を遮るシェードまで完備していて市民が終日楽しめる施設、出し物もメインイベントがそのグラディエーターの戦いで前座があり余興もあったとか、、そんな2000年も前に起きていた事が検証出来、かなりな精度で再現出来ると言うことにびっくりする。それにワインの酒蔵方法から食べ物に関してもかなり正確に再現出来ている。

このドキュメンタリーでは最後に遺跡を発掘しどんな生活ぶりだったのかは最新技術によって容易に検証出来るのだがポンペイが構築され存在していた期間が既にその存在時期を大きく超えてしまい本体を保存する事自体が難しくなっているそうな、、CGやらで当時を再現は出来ても本物をそのまま保存する事が既に困難だ、、と言うことなのだが何とか保存出来ないものだろうか?いや、その前に行ってみたい。

無論世界中から訪れる観光客は凄い数になるらしいのだが元気で動き回れるうちに是非とも行ってみたい箇所ではある、、一応日本男児としては京都が先かな??


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