”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”Mr.ホームズ 名探偵最後の事件”(15年)

イメージ 1原題は”Mr. Holmes"、シャーロック・ホームズ氏まさに最後の事件である。この名探偵を演じたのはイアン・マッケラン、そして日本からも真田広之が出ている。

時代背景は1947年らしい、、っと言うことはホームズ氏は90歳を過ぎている事になる。イアン・マッケランは実際には39年生まれなので77歳の時にこの役柄を演じている。

ハッキリ言ってどうも良く理解の出来ない映画だった。肝心の頭脳明晰だったホームズ氏が多少忘れっぽいので画面もそれに合わせてあっちこっちへ飛ぶのだ。セリフも不明瞭な箇所があり前後が繋がらない、、ちょっと油断するといきなり真田広之に会いに日本まで行っているし、、。

ともあれ”最後の事件簿”とは、、

海辺の家でミツバチの世話をしながら穏やかな隠居生活を送る93歳のシャーロック・ホームズ。しかし彼には一つだけ心残りがあった。それは30年前、記録係のワトスンが去った直後の出来事。ある男の依頼を受け、彼の妻の素行調査を開始したホームズは、そこで人生最大の失態を犯して引退に追い込まれたのだった。やがてホームズは、この唯一の未解決事件の謎を解くべく、探偵に憧れる家政婦の10歳の息子ロジャーを助手に迎え、再び捜査に乗り出すが…。by allcinema

その未解決の事件とは、(別に殺人事件じゃないのだが、、)ある日尾行していた婦人を思いとどまらせ劇薬を捨てさせる事に成功するのだが(どうもこれはご主人を毒殺しようと思いつめていたような)その婦人は走ってきた電車の前に身を投げて自殺してしまう。これがホームズ氏の汚点として残っているのだ、、。

この事件が起きたのが30年前の事で相棒のワトソンと別れた頃らしい。この事件がきっかけでホームズ氏は隠居したようだがこんがらがる記憶を辿りながら手記を書いている。良き相棒として隠居生活の世話をしてくれるマンロー夫人(ローラ・リニー)の一人息子ロジャー(マイロ・パーカー)が手先になってくれ次第に彼も洞察力鋭い、この坊やを頼りにしていくのだ。

どうもちゃんと見ていてもこの真田広之の役柄がイマイチだった、、どうやら父が外交官でイギリスに駐在していたらしいのだがホームズ氏は面識がないと言うし、何の目的があってわざわざ日本までやって来たのか、、どうも最後までこの辺りが理解出来なかった。ホームズ氏もかなり混乱する頭で過去の出来事を整理しているようだが見ているこっちもすっかり混乱気味だった、、。

どうやらこのウメザキ氏の父は妻子を日本へ残し結局、イギリスから帰らなかったらしい、、その辺りの真相を息子(真田広之)は知りたかったのだ、終盤、ホームズ氏が思い出したのは父親には”マイクロフト(シャーロックの7歳上の兄)のもとで働きたい”、と言う強い意志があったことでそれを聞いたシャーロックは日本に住む妻子にその旨、手紙を書いて自分の意思決定を伝えるように説いていたらしいのだ。なのでウメザキ氏はシャーロックを知っていてもご本人の記憶がすっかり曖昧になっていたと言うことでありました。

どうも最後まで狐につままれたような映画だった、、、。

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