面白いテレビドラマにぶつかった。それは”コールドケース”、、日米双方で制作されたクライム・ドラマである。本家では05年にシリーズ化され10年までの5年間のシーズン中に合計156本が放映されたヒット作品である。何処で何がどうなったのかその版権をWOWOWが手に入れワーナーブラザースとプロデューサー、脚本家をチームとして招聘、日本語版を制作したのだ。どうやらWOWOWの25周年記念企画だとの事で主役を演じる辣腕女性刑事に吉田羊が抜擢されている。
本家は舞台がちょっと馴染みの薄いフィラデルフィア、事件の基本は迷宮入りとなった古い”コールドケース”を引っ張り出して来て、再捜査を行う、、と今まで日本にもあった手法である。主演の女性刑事、リリーを演じていたのはキャサリン・モーリスで5人の課員が協力して事件解決に望む、、と言う方式である。
これがアチラのメンツでリリーが紅一点の刑事さん、一番古い未解決事件は10年以上も昔になるのだが普通は数年前の設定、当時流行った曲が有効的に使われ”ふ~ん、、あの頃はこんなだったか?”と思わせるのが毎回登場するパターンである。
現在FOXさんではこの古いケースをそのまま放映していて新作がないのが残念だ。
そして16年にWOWOWでミニ・シリーズ化されDVDで見ているのがその一話完結の全10話、”真実の扉”と言う副題が付いているのだがそれがこちら、、、;
これは全く知らないドラマで今回ナニかと間違って購入してしまった中に混じっていた、、。まあ買っちまったので見なきゃ勿体無いと見始めたのだがなかなか他の民放の刑事ドラマとは一線を画していてそれなりに見ごたえのある刑事ドラマに仕上がっている。
主役のお二人はこんな感じ、、、;
キャサリン・モーリス、最初スゴく若くない、、と思ったがもう完全なるアラフォーでしかもかなり後半、、これまでトム・クルーズの”マイノリティ・リポート”等の劇場用映画に出ていたがテレビ映画やシリーズへの出演が多く現在も”コロニー”と言うシリーズ物に出演中。
なかなか魅力的な刑事さんである。
そしてこちらが日本語版の吉田羊、、ドラマでは石川百合で捜査一課の警部である。
福岡県久留米市出身とは知っているし最近はCMでも良く見かける、、確か同じような設定で未解決事件を追う”再捜査刑事、片岡悠介”にも出ていなかったか??
シリーズ10話あるなか、一気に半分を見終わったが他の民放が制作するモノとは微妙に違う。そりゃスポンサーさんがいて予算をふんだんに掛けられる制作環境ではないのだろうがその分しっかりと脚本を練り上げている気がする。音楽にしても結構こだわりがあるような、、これは恐らく本家と同じ作風を継承しているんだろうし版権を取得するにあたり脚本も含めかなり厳しい制約があるような気がする。
ドラマが全体的に暗い、、と言うのは”殺人事件で未解決しかも迷宮入り”なので無理もないのだが画面がちょっと暗いのも事実、やはりこの辺りはNHKが最新技術を駆使して時代劇ドラマ制作に力を注いでいるのとは違うってことだろう、。
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