”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”コピーキャット”(95年)

91年に公開された”羊たちの沈黙”が名作だとするとその4年後に公開されたこの映画はまさにその映画のコピーキャット、だがプロットは良くても残念ながら総合すると足元にも及ばなかった。原題は”Copycat"で”模倣犯”のお話。主演はシーガニー・ウィーバーホリー・ハンター、監督は”エントラップメント”(99年)なども手がけたイギリスのジョン・アミエルだ。


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犯罪心理学者のヘレン(S・ウィーバー)はある事件で襲われて以来、外出もままならない野外恐怖症になってしまう。サンフランシスコの市内のアパートではゲイの友人と同居、室内に篭もりっきりで犯罪学、それもシリアル・キラーの研究をしている。

そんな市内で連続殺人事件が勃発、その殺しの手口を分析、プロファイリングをする為にモナハン刑事(H・ハンター)が協力を要請して来る。最初は全く取り合わず、外出も出来ない自分にはプロファイリングなど無理だと断るのだがどうやら刑務所に召喚されている連続殺人犯のダレルが起こした事件に手口が酷使しておりヘレンは嫌々ながらこの事件の核心に迫る為に捜査に協力する事になって行くのだ。

”エイリアン”シリーズでは強いエレン・リプリーを演じてきたシーガニー・ウィーバーだがこの映画では外出恐怖症、毎日怯えた様子が痛々しい、、でも映画としては刑務所にいる殺人犯のダリルにシリアルキラーの性格、生い立ち、何でそうなったのか教えを乞う所は”羊たち”と同じ設定、、でもハンニバル・レクター博士のような”教養”は欠片も持ち合わせていない、、単にシリアル・キラーなところがイマイチで歴代殺人者リストに名を連ねたいってだけのアホな男っ、、折角色々と検証し教えを願っても何となく空振りっぽいのだ、、。

ホリー・ハンターは刑事役をそれなりに演じているのだが93年の”ピアノ・レッスン”みたいな訳には行かないのだ、これは残念至極、ゴールデン・グローブもオスカー、、両方で主演女優賞を受賞したのにその後泣かず飛ばずになってしまった。やはり演技界でトップに立ってもその後の活躍は約束されていない、、こりゃ所属するエージェンシーの力によるところが大きいのだろう。

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映画を見終わった気分はこんな感じだった、、ねえ~、、エリー??これが正しく”コピーキャット”だし、、、(*´∀`*)。








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