”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ムーンライト” VS ”ラ・ラ・ランド”

先日のアカデミー賞、最後の予期せぬ出来事、”どんでん返し”で”ラ・ラ・ランド”の関係者の手中にオスカー像があったのは僅か3~4分だった。それが”ムーンライト”へ渡ってしまった。この映画については見てないので何ともその良さを書く事は出来ないのだが此処に面白い検証結果があった。

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ちょっと見にくいのだがこれはIMDbの双方の映画、比較表である。全体的な映画ファンの総意として両者が獲得している点数は”ムーンライト”が7.8点そして”ラ・ラ・ランド”が、8.5点とその差は歴然としている。そりゃ、”一般受け”する映画が最優秀映画か?と言うとそんなことは絶対にないと断言出来るし、100も承知だ。現に日本だって”キネ旬”が選出する年間ベスト・テンだって我々ごく普通の映画ファンが首を傾げるケースは過去どころか毎年経験しているのだ。

そこでこのIMDbの投票結果に戻るが毎日毎日、映画漬けになりそれで生計を立てている御仁の票はと言うと、、これが又も”ムーンライト”8.5点に対して”ラ・ラ・ランド”も8.5点と拮抗しているのだ。まあそんな事なのでアカデミーの会員さんの票もかなり割れたと想定される。しかしこの業界で一番人数も多く映画界でのりに乗って活動されている人たち、、即ち30~45+の世代で検証して見ると、、;

           ムーンライト     ラ・ラ・ランド
男(18~29歳)    7.9         8.7
女(18~29歳)    8.0         8.5
男(30~44歳)    7.5         8.1
女(30~44歳)    7.7         8.1
男(45歳、それ以上)  7.5         7.7
女(45歳、それ以上)  7.5         7.7

となっていて恐らくアカデミーの会員さんの年齢分布もこの分類にほぼ収まる気がするのだ。個人的には如何なる部門で10個以上のオスカーを獲得したとしても作品賞を外したらもう歴史には残らないのだ、、、それに脚本もダメで結局デミアン・チェゼル監督と主演女優をエマ・ストーンが辛うじて獲得したに過ぎないのだ。

冷静に見ればうまい具合に分かれたと言う見方も出来るだろうがどうにもこの上記、アメリカ国内での結果から見ても釈然としないのである。それにゴールデン・グローブにしろイギリスのアカデミー賞、BAFTAだってうっちゃってる。さて日本じゃ”キネ旬”のお歴々、、最優秀外国映画部門でどうするねん??

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