”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

Feud : ベティ & ジョーン、(17年)

現在FOXでは番組の合間合間にこのCMが流れている。最初は”うん、新作映画?”と思ったがそうじゃなくて本国で放映が始まるテレビドラマだった、、それもシーズン1が合計8話、、そして18年にも続くようだ。放映は3月5日に始まったばかり、それをこのオーストラリアでも”リアルタイム放映”として近日中にやるので見て頂戴、、と言う訳だった。

そのドラマのタイトルは”Feud"(確執、不和)で副題に”Bette & Joan"と付いている、映像を見るとこれはベティ・デイビスジョーン・クロフォード、二人の関係を描いたドラマだと判った。それも62年に制作、公開された”何がジェーンに起こったか?”、原題、”What Ever Happened To Baby Jane?"の制作現場を暴く内幕映画だそうな。

主演の二人を演じるのは、ベティにスーザン・サランドンが、ジョーンにジェシカ・ラング、更には監督のロバート・アルドリッチにはアルフレッド・モリーナでプロデューサーのジャック・ワーナーはスタンリー・トゥッチが扮してるそうな。この時代スゴい人気だったオリビアデハビランドにはキャサリン・ゼータ=ジョーンズとかも配役されているのでこりゃちょっと見たいかな??

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時代は1917年、ジェーン・ハドソンはわずか6歳にして、すでに人気子役であった。舞台に立って愛らしい姿と歌で客を楽しませる、「ベイビー・ジェーン」として喝采を浴びていたのだ。

しかし、その輝くような舞台を羨望と嫉妬で見る目があった。姉のブランチである。ジェーンは舞台上だけでなく、家族からも特別な扱いを受けブランチは公私にわたって妹の影に隠れ、誰にも省みられない。

しかし大人になる頃、ジェーンとブランチの立場には大きな変化が、、映画の時代がやって来ると、ブランチは実力派の女優としての評価を得、ジェーンの人気は遠い過去のものとなり、俳優としても能力が無く、素行にも問題があるとされて仕事からは干されていくようになったのだ。大スターの姉と、仕事もなく酒びたりの妹、二人の立場は完全に逆転してしまう。

そんなころ、姉妹の間に痛ましい自動車事故が起きた。この事故はジェーンが嫉妬にかられブランチを轢き殺そうとしたと報じられた。間一髪で難を逃れたブランチだが、この事故で背骨に傷を受けて歩行困難に、ジェーンはその責めを負うかたちで姉の面倒を見ることになるのだ、、。

こうして表舞台から消え、二人だけの世界で暮らし始めた姉妹だったが、姉に対するジェーンの呪詛は何年経過しても消えず、ジェーンはやがて姉の人生を支配する醜く陰湿な暴君へと変貌していく。

ジェーンは、ブランチの可愛がっていた小鳥を昼食として出したのを皮切りに、ネズミを食事に出すなどしてブランチを精神的に追いつめる。そして、ジェーンの留守中にブランチが隠れて医者に電話で助けを求めたことからジェーンの怒りが爆発、ブランチを部屋に監禁する。更にジェーンは監禁に気付いた家政婦のエルヴァイラを殺害し、遺棄してしまう。芸能界への復帰という妄想を抱き始めていたジェーンは、売れないピアニストのエドウィンを雇っていたが、その彼もブランチの監禁に気付いてしまう。追いつめられたジェーンは瀕死の状態にあるブランチを連れて車で逃げ出す。

エルヴァイラの死体が見つかり、ジェーンがブランチを連れ出して行方不明になっていることが新聞やラジオで報道される。そのころ、ジェーンは海辺で子供のように遊んでいた。ブランチは息も絶え絶えにかつての自動車事故の真相をジェーンに語る。

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実は、あの事故はブランチがパーティでジェーンにバカにされたことからジェーンを轢き殺そうとしたもので、ジェーンは咄嗟によけて無傷だったがブランチの運転していた車は柱に激突し、そのために下半身が不随となったのである。

ジェーンは恐怖から咄嗟に逃げ出し、ブランチは車から這い出たところを発見されたため、ジェーンが犯人にされ、ブランチは酔っていたジェーンに事故当時の記憶がないことをいいことに、この事故をジェーンが起こしたものとしていたのだった。

告白の後にブランチがジェーンに詫びると、ジェーンは穏やかな表情で「アイスクリームを買ってあげる」と売店に向かう。その帰りに警官に見つかったジェーンは、自分を取り囲む人々を前に子供の頃のように軽やかに踊りだす。警官は瀕死のブランチをようやく見つける。by ウィキ

と実に凄まじい映画なのだ。この二人が演じる映画がこのドラマの背景になっていてこれはもう映画の中での演技なのか?或いは実際に姉妹となっての確執なのか、、双方の女優魂がぶつかり合う確執なのか、、?興味は増すばかり、、。

公開当時の評判はすこぶる良かった何せオスカーには主演女優賞を始め5部門でノミネートされたしゴールデン・グローブでも2部門、何れも受賞は逃したが秀作には違いない。


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