”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

日本語が危ない

この問題は海外に暮らす定住者にとってはかなり深刻である。確かに学業を終えてからやって来たので読解力を更に向上させるのではなく既に頭に入力されている国語力をどうやってそのまま維持するべきか、いやもうちょっと向上させんと、となるのだが、。でも身近に日本語がある訳じゃないしテレビ、ラジオの影響だって皆無、ましてや日本語を読める環境にないので持続、継続するっきゃないのだ。

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そんな状況下、日本語に触れるべく日夜努力は重ねているがこれが結構難しい、今朝はネット経由である新聞の社説に”日本語があぶない”と普段ワタシが危惧していた通りの事が書いてあったので早速読んでみた、。

国語学者大野晋さんの『日本語練習帳』によると、新聞や雑誌に使われている単語は年間約3万語である。昭和30年代の高校の上級生が、ほぼ同じ数の語彙(ごい)を持っていた。

ただし「今は大学生でも1万5千から2万くらいに落ちている」。この記述は約20年前のものだから、現在の学生の平均的な国語力はもっと低いはずだ。

「幕府は、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた」「ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた」。2つの文について、中学生の43%、高校生の28%が同じ意味だと答えたという。

とこの例題と読んで、、一瞬何が違うのか判らなかった。オイオイ、、俺は中高生レベルか??まあ確かにそうなんだが、、(´;ω;`)。でもやっと理解出来た、”大名が幕府に命じた”んじゃなくてその逆じゃないか。即ち、幕府が”大名に命じた”のである。チョイと読み直した分、時間は掛かったが理解は出来たぞ、。

そして最後に、、;

調査では、中高生が1カ月に読んだ本の数やスマートフォンの利用時間と読解力の相関はみられなかった、、と書かれているのだがこれはちょっと眉つばじゃないのかい?俄かに”本を読んでいる”(漫画にあらず)と言う事させ信じられないのだ。

作家の丸谷才一さんは、あるエッセーで「読書の訓練、作文の訓練は、テレビ時代、さらには携帯電話時代になればなるほど重要なんです」「土曜日を休みにすることを廃止しても日本語教育に力をいれなきゃならない」。エッセーのタイトルはずばり、「日本語があぶない」である。

この最後の”警告”には思わず手を叩いてしまった。このジジいにしても努力しているんだ、、まあハッキリ言って日本にずっと居住していたらやってないと思うが、。なのでこのブログの更新ってのはワタシにとっては実に重要な”日本語学習”なのである。本当はこうしてキーボードから打つのではなくて手書きにしてそれをスキャナーで撮る、、それが最善な方法なんだろうが、それじゃ皆さんに読んで貰えんし、。

ぶっちゃけ日本語の重要性は充分理解しているのだがじゃ英語は?となるとコイツが又問題だ、、結局双方中途半端でどっちつかずと言うのが個人的な見解だが語学と言うのはボケない限り必要だし脳を活性化されるには一番手軽な方法だとも聞いた事がある。現に義父はかなりの年になってハングルに目覚め、独学だったが毎日勉強していた。同じDNAは流れていないのだがあの心意気は真似したいと願っている。