”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”マイアミ・バイス”(06年)


映画版は06年に制作、コリン・ファレルジェイミー・フォックスのコンビだったがもう12年の歳月が流れているんだ、、、元ネタはテレビシリーズで邦題は”特捜刑事マイアミ・バイス”、ドン・ジョンソンとフィリップ・マイケル・トーマス、、そして彼らの上司の辣腕警部にエドワード・ジェームス・オルモスが扮して84~89年まで放映されていた。

この映画版も公開当時かそのあとに絶対に見ているハズなのだが思い出せない。再度見て要所要所は思い出すし結末も判っちゃいるのだが途中の経緯を思い出せないのだ。っで結局最後のエンドマークまで見てしまった。

要はシリーズでもそうだったが麻薬組織の撲滅を目指し囮捜査に従事するマイアミ警察署の刑事二人を描いたものである。最初見たときはさほど気にも留めなかったのだが今回見てこりゃなかなかの犯罪ドラマに仕上がっているじゃないか、、と改めて自身の評価が上がった。

マイアミ警察特捜課に所属しているソニークロケット(C・ファレル)とリカルド・タブス(J・フォックス)の2人が使っている情報屋の家族が殺され、情報屋自身も自殺するという事件が発生する。そんな時にFBIから潜入していた捜査官3名も麻薬取引の最中に惨殺されてしまう。

こいつは合同捜査の情報が漏洩している可能性があると判断したFBIではソニーとタブスに面が割れていない事を理由に組織に運び屋として接触し、情報漏洩ルートの割り出しを要請する。2人は南米のコロンビアへ飛び、組織の幹部と接触し、麻薬密輸ビジネスの話を始めるが、当然にように信用して貰えない。

イメージ 1しかし、同席していた大親分の奥さん、イザベラ(コン・リー)が幹部連を説得し、無事に組織の運び屋として潜入する事になるのだが、、その大親分の奥さん、イザベラとソニーは接近していくうちに愛が芽生えるが、、。

この辺りから”愛か’””囮捜査か”で揺れるソニー、、イザベラはそんな彼がマイアミ当局の捜査官だとは疑ってもいないし大金を手に人生をやり直す、、なんて事も考えてしまう。でも何と言っても大親分夫人なんだしそうは簡単にソニーと手を取り合って消える訳にはいかんのだ、、。

一方の相棒、タブスのお相手は”007シリーズ”でマネーペニー役に抜擢されているナオミ・ハリスバイスの後方支援部隊に属している。この二組のカップルが縦糸になりもう誰が敵で裏切っているのはダレっ?状態で一回見たくらいじゃ良く判らない。まあ、この二人は囮捜査の主役なんだが何時その素性がバレるか、、イザベラとソニーはどうなるのか?マイマミとハバナ、そして南米を結び大取引の場所と時間の探り合いはなかなか見応えがあった。

最後はこれっきゃないよなぁ~、と言う終わり方なんだが待てよもう一度見ないと違って理解しているかも?でもこれはテレビシリーズ並にマイアミの風光明媚な土地柄を背景に続編を作っても良かったんじゃなかろうか?