”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

白馬に乗った王子様

白馬に乗った王子様、、そんな映画は昔っから沢山あった。誰が一番似合うか?は別としてリチャード・ギアは10年の間に二度も演じている。最初は”愛と青春の旅立ち”(82年)のザック・メイヨ役、そして”プリティ・ウーマン”(90年)でのエドワード・ルイス役だ。

イメージ 1ザックのお相手はデブラ・ウィンガー、しがない町工場で働くポーラをまさに”白馬に乗って迎えに行く”と言う結末で背景に流れる主題曲と共に大ヒットした。原題の”士官と紳士”を見事に”愛と青春の旅立ち”としてこれも注目を浴びたっけ、、。



イメージ 2そして今度はニューヨークのやり手実業家として登場、ハリウッドで何気なく声をかけた娼婦、ヴィビアン、ジュリア・ロバーツを最後は白馬ならぬ白いストレッチ・リムジンで迎えに行くと言う結末だった。

ジュリア・ロバーツは当時23歳と輝いている頃だった。女優さん二人はどちらもこれが出世作、その後、長いキャリアーを歩み出すきっかけになった。

何故かFOXではこんな映画を続けて放映している。もう何回も見ているので今さらなんだがこの”プリティ・ウーマン”で二人が初めて出会う場面、そのホテルにはちょっと思い入れがある。当時は”ビバリーウィルシャー・ホテル”と言ってフェルナンド・カートライトと言う富豪が所有していた。独立系のホテルでしかもビバリーヒルズのど真ん中。由緒ある建物でカートライト氏の片腕としてヘレン・チャップリンと言うおばちゃんが副支配人として実務レベルで営業全般を監督していた。

映画ではヘクター・エリゾンドがトンプソン支配人を演じていたが実はこの場面、外壁はビバリーウィルシャーなんだが正面玄関の場面はロスのダウンタウンにあったビルトモア・ホテルに代わっているのだ。恐らく正面や内部の撮影はこのチャップリンおばちゃんがリアル支配人として断固として阻止した結果だろう、。これは同じホテルマンとして経験があるのだが一部でも内部の撮影許可を出してしまうとそりゃもう大変な事になる。一般客には迷惑が掛かるし例え映画で10分程度の場面でも実際にはその撮影準備に気が遠くなる程の時間が掛かるのだ、、。

私が知っているのは83年までの事なのでこの映画が撮影された頃は既にホテルも大手ホテル企業に買収されてしまい名称も変わってしまった。映画はそっちのけでこの映画をみると当時のカートライト氏、チャップリン女史、それに営業の責任者だったアナスターシア、日系のスーザン、、色々な人達を思いだしてしまう、、。

それにこのホテルの別館と本館の間にある出入り口でかのチャールトン・ヘストンとぶつかりそうになったし、置き引きに合って3千ドルが消えてしまったり東京本社から渡米した重役どのが風呂に湯を溜めようとしてて国際電話へ、、気がついたら階下の部屋まで大洪水、、なんて事もあったのだ。ああ~、もう全部勝手に時効だぁ~。

ああ~、、今日はうめ草記事になってしまった、、、自己採点☆☆くらいかな?