”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

Brides II / Nyfes II

時は流れて1944年、あれから22年の歳月が流れている。そして舞台は第二次世界大戦もやっと終わりを迎えようとしているシカゴの下町、。遥々とギリシャから渡り洋裁店の店主と結婚したニッキーは長女の嫁入り支度に忙しい、。長男からは出兵先のヨーロッパ戦線から帰国すればシカゴへ戻り5年前に他界した父親の跡取りとして洋裁店を大きくする積りでいると手紙が来ている、。

長女の結婚式を控えたニッキーは自身が花嫁衣裳としてギリシャから持参し船内で縫い上げた花嫁用の白いギリシャヴェールを娘に携えようと手直し中、同時にもう一つの思い出の品、イヤリングをネックレスに作り直し結婚祝いとして娘の胸にかけてやる積りだ。

そしてシカゴの雑誌出版社の写真部で統括責任者として働くノーマンは22年前を思い出しジューンブライドの特集として部下に華やかな結婚披露宴を取材し、戦争が終焉を迎えようとしている中で街の人々の高揚感を盛り立てる企画を立案中だ。

ノーマンはこのシカゴへ戻り、最初は優秀な写真家として活躍、その後請われて大手出版社で順調に出世街道を登っている。独身生活を貫き今はこの出版社で重役の地位も目前である。

っとまあこんな展開で自作”Brides"(Nyfes)の続編で御座います。好きな映画が講じて誰も”続編”を作ってくれないので自分勝手にやる事に、、。オリジナルが制作公開されたのが2004年で背景は1922年の事だった。主演の二人、ニッキーとノーマンはニューヨークで”SSキング・アレキサンダー”を下船してから離れ離れである。下船して以来互いに消息は判らず同じシカゴに居住している事も知らない、互いに忘れてしまった訳ではないのだがさて何処でどうしているのやら、、。

イメージ 1それから22年の歳月が流れニッキーの長女は明日にも結婚、長男は今にも戦線から帰って来る、そして夫を亡くしたニッキー、この22年間、独身生活を貫いて来たノーマンはニッキーに出会えるんだろうか?

イメージ 2古くからこの手のメロドラマは数多く作られている。戦争を背景にしたものだってあるし”終着駅”、”哀愁”を始めエンパイア・ステートビルの屋上で待ち合わせをする映画だって何度となくリメイクされているのだ。なので22年後のこの二人を主演に続編が出来ても悪くはないだろう、。

どうしても見たい、、イヤ撮りたいショットがある。それはとある教会のアイル進むノーマン、外へ出て来る若い頃のニッキー似の女性とすれ違うのだが、何気なく胸元を見ると自分がネクタイピンとして使っている緑色のイヤリングがペンダントになっている。その場面をこのオリジナルのテーマ曲をバックに演出してみたい、、。それに今度はハッピーエンディングに限る、でも二人が両手を繋いで去って行く、、なんて終わり方じゃなくて二人の幸せを予感させるエンディングが好みなんだが、。まあ勝手にほざいてろ、エリーの看病でちょっと疲れたのかも知れない。

主演のヴィクトリア・ハララビドウもデミアン・ルイスもオリジナル作品から実年齢が15年を経過しているんだし決して無理な設定ではないと思うし良い企画だと思うんだがなぁ~、。


実現インポッシブル度☆☆☆☆
これはやっぱり手抜きだ、、☆☆☆